”Arab!" | Diversity Is Beautiful

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循環器・心臓外科のICUで働くナースのしおりがアフリカンアメリカンの旦那との生活、アメリカのこと、ナースのことなどを中心にマイペースに書いています。

最近大統領選にからんだエントリーが多くなってきました。
やっぱり気になるので、ほっとけない、って感じ。

今日読んでいた記事、
マケインがオバマを擁護し、サポーターにブーイングをくらう、というもの。

残念ながら、それはミネソタで起きたこと。

どうやら、ミネソタの田舎で集まった、サポーターの1人の女性が、
オバマのことを"Arab! (アラブ人)”と言ったらしい。
それをマケインが諭して、
オバマ議員も、考え方は違えど、同じ国思いのアメリカ国民だ、
見たいな事を言ったらしい。
それでマケインが自分のサポーターからブーイングをもらう。

と、そんな"いい人”ぶりを突然しているマケイン。
いまさらなんだよ??

そして、アメリカでうまれ、ケニア人の父を持つオバマはアラブ人ではないことも、
大統領選を見守っている人はそんなことも知らないのか?

まあ、それは脇においておいて、
本題はこちら。

この出来事の裏には、
いわゆる"アラブ系”に対しての偏見があるのです。

最近、マケインとペイリン陣営は、オバマのことを、
”バラック・フセイン・オバマ”というように呼んでいる。
それはオバマのフルネームなのだけど、
フルネームで呼ぶのは意図的であって、
それはオバマを"テロリスト”と結びつけ、評判を落とそうというもの。

"フセイン"と聞くと、
イラクの独裁者だったフセインを思いつく人は、多いでしょう。
でも"フセイン"って言う名前、別にアラブ系の名であるだけで、
別にアラブ系の人たちがみんなテロリストなんかじゃない。

こうやって書くと、”そりゃそうだろ”と思うけど、
残念ながら911の後、政府のRacial Profiling(見た目、人種で何か怪しいのではないか、と捜査をしたりすること)や、白人主義の人たちによって、
アメリカ人の頭にはアラブ=テロリストという、
方程式ができてしまった。

そんなところを突いたマケイン陣営の
ネガティブキャンペーンのおかげで、
マケインのサポーターの間では、
オバマを"テロリスト”、"殺せ”などとひどいことを言う人も出てきている。

本当におそろしい世の中になった。
こういうことは、我が家でも、
結構重要な話題。

だって旦那はアラブ系の名前で、
ラストネームはMuhammad。
でもあたしたたちはクリスチャン。

彼も飛行機に乗るたびに、念入りに調べられる。

マケインのキャンペーンは
国のために、庶民のためにがんばっているオバマどころか、
あたしたちのようなテロリストやイスラムと何も関係のない人へも影響し、
さらに何も罪もない多くのムスリムたちへの偏見も深くする。