陰で支える強い人 | Diversity Is Beautiful

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循環器・心臓外科のICUで働くナースのしおりがアフリカンアメリカンの旦那との生活、アメリカのこと、ナースのことなどを中心にマイペースに書いています。

政治ブログにするつもりは全く無いんですが、
やっぱり最近の一番の関心ごとは選挙なので、
またもや選挙がらみのエントリー。

今日は違うこと書こう、と思っていたけど、
やっぱりこれはタイムリーなうちに書いておかないと。

実はたった今、
ミシェル・オバマの演説から帰ってきたところなのでした。

今日は夜勤明けだったし、雨も降ってたし、
どうしようかなあ~やめておこうかな~
と思っていたのだけど、
近所の、そしてあたしの母校のマカレスター大学に
ミシェルが来るんだもの、
ぜひ行かなくては!

というわけで、
雨の中長い列に並んで、
あたしの人生初めての選挙のラリーに参加して来ました。

あたしはこのミシェル・オバマという人、
とても尊敬をしています。

彼女は消防士のお父さんが養う庶民の家庭に育ち、
がんばってプリンストン大学、そしてハーバード・ロースクールにまで行き、
弁護士になったとてもすごい女性。
難しい勉強の合間、学生時代に子供たちの読み書き能力の勉強を助ける
ボランティアなども多くしている。

彼女の育った時代はまだやっぱり偏見が強かったから、
アフリカンアメリカンの、さらに女性でありながら
そういったキャリアを積むのはとても大変だったでしょう。

それだけでもすごいのだけど、あたしがさらに尊敬するのは、その先のこと。
前に読んだ雑誌のインタビューで笑いながらこんなことを言っていた彼女。

”転職をするたびに、なんとペイカット(給料が下がること)になっていったのよ”

そう、弁護士で始まった彼女のキャリアも、
だんだんと、もっと助けが必要な人のために働きたくて、
自分が本当にしたい仕事を見つけて何回か転職をしたら、
そのたびに給料が下がっていたと。

だって、そういった困った人を助ける仕事といえば、
弁護士やウォールストリートなどの仕事に比べて
はるかに給料が少ないもんね。

ハーバード・ロースクールというエリートコースを進んでいながら、
お金を稼ぐということに執着せず、
人を助けることをキャリアにしてきた。

そんな傍ら、
彼女は2人の娘のいる家庭のことも忘れてはいない。

つい最近も、彼女の娘さんの誕生日ということで、
選挙戦で忙しい中、
彼女1人と娘さんの友達と全部で10人の子供たちと
"カンフーパンダ”の映画上映にシークレットサービス付きで
行ってきたという、エピソードも聞いた。

そんな彼女は本当に強い人だと思う。
オバマが彼女を"岩”、"基盤”と呼ぶのも、よくわかる。

今日の演説も、ミシェルはすごく光ってた。
シンプルなとても品のよい格好をして、とても力強く演説をしていた。
あのマケインの、
何千万というドレスをきたりするお金持ちの奥さんとは大違い。

"バラックはただ理性的にアメリカの庶民の生活がわかると言っているんじゃない。
バラックも、そして私も、そういう生活を実際に生きてきたから、
アメリカの人たちに、本当に何が必要かということを、
実感としてわかるの。”

こんなファーストレディがもうすぐ誕生するかも、
と思うと、本当に楽しみになる。