2014年12月24日~30日
ボルネオ島をひとり旅♪
12/28の朝、ニア国立公園。
アッチコッチで
大きなヤスデが
うにょうにょ!
ニア洞窟へ行く途中、木板の道で出会った
<小さな生き物の話>の第3弾です。
ヤスデは、ムカデに似ているから、
「凶暴な生き物」と思われがちだけど、
実は「臆病な生き物」。
危険が迫ると丸くなって身を守る
ダンゴムシに似た習性があります。
10:00 am〜
無数の脚を
ワサワサさせて動く姿を
じーーーっと観察!!!!!
\赤いヤスデ!/
洞窟につづく道に
うにょうにょした赤いヤツが
うじゃうじゃいるなんて、
まるで“地獄の門番”のよう。
最初は、そんなふうに思いました。
けれど。。。
じっくり観察するうちに
リモコンで動くオモチャみたいな
感じがしてきて、楽しい気分に!!!!!
そうなると。。。
毒々しい“赤いカラダ”も、
なんだかPOPな色に見え。。。
“地獄の門番”なんかじゃなく、
ファンタジーワールドの妖精に
思えてきました♪
↑テカテカしたカラダがオモチャっぽい♪
2匹が合流!
↑うにょうにょしながら寄り添う
ほのぼのした光景でした。
↑こうなると、ゴムっぽい♪
子ども!
↑大人のヤスデより色が薄め。
BABY!
↑カラダが小さいうちは土っぽい保護色。
深掘り!!!!!
ヤスデについて調べてみました★
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<ムカデとヤスデの違い>
●ムカデは肉食生物だけど。。。
ヤスデは草食生物で枯葉を食べる。
●ムカデはスピーディに動くけど。。。
ヤスデは、めっちゃスローリー。
●ムカデには「毒のあるアゴ」があるけど、
ヤスデにはないので、咬まれることがない。
●外敵に襲われた際、
ムカデは反撃し、咬みつこうとするけど、
ヤスデは、カラダを丸めて
自己防衛するだけで……攻撃力はゼロ。
そのため、人がヤスデに触っても
実害が出ることはありません。
ヤスデって。。。
凶暴そうな見た目と
臆病な性格にギャップがある
“気弱なモンスター”って感じ!
↑ひとつ前の記事に
コウガイビル(左)を見たヤスデが、
あわてて逃げる写真を載せました。
ふたつの生物を見た目だけで判断すると
カラダが大きなヤスデの方が
強そうだけど。。。実際は逆!!!!!
肉食生物のコウガイビルは
目の前の生物に襲いかかる好戦的な性格。
草食生物のヤスデは戦いを好まない
おとなしい性格です。
<ヤスデは役立つ!>
土の中で過ごすことが多い
ヤスデの幼虫には土壌耕転作用があり、
枯葉を食べる成虫には落葉分解作用が!
自然界の土壌形成を正常化させる
役割を果たしていると考えられ、
“自然界の分解者”とも呼ばれています。
<残念POINT>
ヤスデを踏むと異臭を発することが!
密封すると自らの臭液で
死んでしまうこともあるんだそう
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★★★★
ヤスデは。。。
他の生き物に危害を加えないし、
地球環境の改善に役立つ生き物。
それなのに、危険だと誤解され、
他の生き物に危害を加えないし、
地球環境の改善に役立つ生き物。
それなのに、危険だと誤解され、
必要以上に嫌われてしまったりする
“損なパターンの生き物”です
結論
ヤスデは気弱な
モンスター。
そう分かったら、
急に愛おしくなってきました♪
小さな生き物の観察は
もう少し、つづきます