しっかり使ってアトピー性皮膚炎を発症させない~部位別の使用量の目安(小児の場合) | 皮膚科系薬剤師が教える保湿剤の上手な使い方・選び方

皮膚科系薬剤師が教える保湿剤の上手な使い方・選び方

薬剤師になって10年。皮膚科の近くの薬局に勤めていますが患者さんとお話していてなかなか保湿剤について知識が足りないなと思うことが多いです。私も勉強の途中ですが今ある知識の中からみなさまのお役にたてればなと思います。



前回・前々回のブログで保湿剤の適量についてお話しました。


保湿剤ってどのくらい塗ったらいいの??


フィンガーチップユニットを使わない保湿剤の適量は?



今回は


部位別の使用量の目安ということで解説します。


ちょうどメーカーさんのパンフレットにいい図がありましたので


こちらをみていただければわかりやすいと思います。




















この換算表をもとに保湿剤を塗ってあげると


保湿剤の効果がより得られやすくなります。


アトピー性乾皮症をほったらかしにすると


荒れた表皮からアレルゲンが侵入しやすくなります。


保湿剤を効果的に使うことで


感作を起こしにくくなると考えられます。


しっかり量を使って感作を起こしにくい肌を作りましょう。