フィンガーチップユニットを使わない保湿剤の適量は? | 皮膚科系薬剤師が教える保湿剤の上手な使い方・選び方

皮膚科系薬剤師が教える保湿剤の上手な使い方・選び方

薬剤師になって10年。皮膚科の近くの薬局に勤めていますが患者さんとお話していてなかなか保湿剤について知識が足りないなと思うことが多いです。私も勉強の途中ですが今ある知識の中からみなさまのお役にたてればなと思います。

前回はフィンガーチップユニット(FTU)について

解説しました。

1FTUが0.5gになりにくいということを書きました。

とはいったものの

多くの保湿剤チューブは1FTUが成り立ちやすい口径になっています。

ただ

容器などで処方される場合や

容器で購入される方も多いと思いますので

ビジュアル的にわかる適量ということで

今回は解説していきたいと思います。

まず


原則として知っておいてもらいたいのは

保湿剤はもったいぶらずたっぷりつけることです。

ただ 

たっぷりというのは個人的感覚であり、

なかなかわかりづらいと思います。

そこで


ティッシュを使う方法をご紹介します。


ご自分の感覚が合っているか確かめてみてください。


方法は簡単です。











        ①保湿剤を自分で思う十分量使ってみる。


        ②塗った部位にティッシュをひっつけてみる。


これで図のようにティッシュが付着すれば合格です。


本当はティッシュがギリギリ付着するよりもやや多めにすると


更に保湿効果がいいようです。


試してみてください。



併せてこちらの記事もどうぞ


       ↓

保湿剤は入浴後早めに!と言われたことありませんか?