似非介護福祉士の戯言(入浴編) | 鏡の中のparadox

私が居た施設では、入浴の係になったら、

半袖・半ズボンに着替え、首タオル、

それが絶対でした。

 

特に、夏は、膝まである水着の下を(私は)履いて挑みました

大浴に入る時も、入るまで介助しましたし、危ない方とは、入ってからも、

補助するので、頭の先から足元までずぶ濡れ状態

お風呂の中では、小さい方は浮いてしまうので、一緒に入浴

手すりにきちんとつかまって入って頂きます。それが、常識でした

 

正直、冬は寒かったです

 

でも、それが「お仕事」だったので、暗黙の了解でした

機械浴の方は、どうしても、肩まで入れない事も多かったので、

肩からタオルやバスタオルをかけて、シャワーや桶でお湯をかけます

その時も、私達は、一緒に湯船に入ります

お湯の温度加減や、その方の安全保持の為です

 

お体を洗う事も、大切な作業です。

バイタル的に入浴中止とされた方にも、せめて、足湯だけでも…と

務めて参りました

 

私は、化粧をしないで、外に出る事を、弟から指摘されているのですが、

当然、入浴が終わると、化粧が剥げます

どんなに強力なウォータープルウフの物を使用していても、

全壊です

 

私は、午前中に入浴が終わるスケジュールの所に勤務していたので、

入浴後は、直ぐ昼食になるので、目の下のマスカラの黒(パンダ)を拭って、

ファンデーションを塗り、

昼食の準備に取り掛かっていました

(勿論、普段の介護服に着替えてです)

 

入浴は、その日にもよりますが、大体、毎日20人位の方を、約2時間弱でこなしていました

その中でも、車いすの方が多い日は、順番を見誤ると、終わらないので、大変でした

 

施設によっては、全身を覆うエプロン?みたいな物で、対応しておられる所もある様ですが、

あれって、どんな感じなのかな?

勿論、一緒に湯船に入る事なんて、無いですよね…

 

洗体は、その方の状態によって、異なります

支援の方は、大体、御自身で出来ます

だから、背中位しか手を出さない

ただ、足元を洗う時には、要注意です

だから、簡単に洗える方法を試してもらい、

出来れば、それで良し

出来なければ、手を貸します

そして、御自身では何も出来ない方には、頭の先から足の先まで全て手を貸します

特に、背中や陰部には気を使います。

男性は、特にね…

あと、力の入れ方も、男性と女性では異なります

年齢的にも異なりますが、

御利用者様が男性の時は、

女性職員が補助し、

男性職員が洗いを担当していました

 

必要以上に、手を出すのは禁止!

その方の「出来る事」を、奪ってしまうからです

 

それら全てを、私達介護者は、御利用者様達から教わるのです

有難い事です

「気持ちいいよ~」の一言を頂きたくて、日々、精進

だから、私は、入浴係りが好きでした

 

 

↑今日の1曲