いつも私のブログをご覧頂き、ありがとうございます。
10月よりniftyのココログに引っ越ししましたのでお知らせします。(大きいサイズの写真を掲載できるし、使い勝手も非常にユーザーフレンドリー。アメブロでは写真が勝手にリサイズされてしまうのでそこが不満でした。)
アメブロには機能的に他社よりユニークな点がたくさんあり名残惜しいのですが、よろしかったら引き続きココログにて私のブログ「一期一会」をご覧下さい。
http://carlossato.cocolog-nifty.com/blog/
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昼間晴れていたから期待したんだけど、夜になったら曇ってしまい、今夜は星一つ見えません。
9月27日の発売日にEOS 50Dを入手して以来、主として高感度域での写りをテストしていますが、今日はフルサイズ機の5Dと、実写で比較してみました。
ISO1000-1600、シャッタースピード10-30秒の条件で一部ISO400の画像も加えながら10枚前後撮ってみました。
NRをオフにしたままでは50Dの色ノイズが目立ちますが、DPPで輝度ノイズ2、色ノイズ3~7ぐらいにして補正をかけてあげると、輝度ノイズだけ2(色ノイズは0)で補正した5Dの画像とぱっと見た感じではほぼ同じになります。
ピクセル等倍にすると違いが出てくるけれど。
そう、輝度ノイズはかけても3が限度ですね。それ以上にするとディテールの損失が際だつようになり、なんのための高画素かわからなくなります。
レンズは5Dでは純正の広角ズームEF16-35mm F2.8L II USMを、50Dではトキナーの11-16mm F2.8(35mm版換算16-24mm)を付けました。
トキナーのこのレンズも最近買ったばかりでまだ少ししか使っていないのでどんな描写になるか興味があったんですが、以外や検討してくれましたね。解像感、色合い共に申し分なし。
サードパーティー製のレンズでもDPPで周辺光量や歪み補正が効くようで、その点APS-C機は便利だし有利。
その点5Dだと全てのレンズで補正が効くわけではなく(この広角ズームもNG)、そこがなにげに不便です。
なにせ自動でレンズの歪みを補正をしてくれるのはDPP以外ではフランスのメーカーが作っているソフト(名前忘れた)しかありません。
そのソフトでは各メーカーの主要なレンズのデータが登録してあり、使っているレンズを選べば光学的なクセを全て取り除いてくれる優れ物なのです。
DPPにこの機能が備わったのは昨年からだと記憶していますが、それ以来DPPをメインに使うようになりました。それまではSilkypixがメインだったんですけどね。こちらでも歪みは取れるけど、マニュアルで感覚的にやらないといけないし。
ただ、まだ傾き補正ができないのが残念。ニコンの最近のモデルはボディー内で傾き補正が効くので、ぜひキャノンも取り入れて欲しいものです。
ところで、写真の寺は、新発田市菅谷にある古刹・菅谷不動尊。
眼病に霊験あらたかといわれ、今でも休日などはかなりの賑わい。
ぼくの秘密の隠れ家?でもあります。23時現在、ひとっこひとりいません。
ちなみに、写真は全て50Dで撮ったものです。
夜のひととき車で10分の、カブトムシの巣くうブッシュのある加治川の土手へ行ってきました。
今日も雲が多かったですが、天頂付近はそれでもかなり星が見えている。
EOS40Dと50Dを、いよいよ現場にて実写比較です。
ISO1600及び3200でF2.8の広角ズームレンズを付け、シャッタースピード10~20秒の固定撮影。
こんな短いシャッタースピードでも違いは明確で、断然40Dの方がノイズが少なかったです。デフォルトでは。
でも、DPPでノイズ関係のパラメーターを細かく追い込んでいくと、50Dもほぼ40Dと同じクオリティーを得ることができます。
ディテールの消失は随分あるみたいだけどもとが40Dの1.5倍の画素数を持つのでそれが幸いし、結果的にディテールも40Dと同じくらい保たれているようでした。
ここ2日間で海外のあちこちのサイトから50Dがらみのテスト報告がアップされてきました。
5Dや12月に発売予定の5D MARK IIのベータ機との比較が多く、それによると5Dの方がまだわずかに50Dを上回っているようです。この辺はぼくのテスト結果と同じです。
興味深かったのは5D MARK IIの優秀さ。50Dより2段分くらい優位ではないでしょうか。
50DのISO1600が5D MARK IIのISO6400と同じくらいです。
フルサイズ機はしばらく遠慮するつもりだけど、こういう素晴らしい絵を見せつけられると触手が動きますね。
もっとも、長秒撮影時にどのくらいノイズが出てくるかは未知数です。
画素数アップによるもの以外に、液晶モニターの画素数アップに伴う電流増もあり、50Dの電圧は40Dより高くなっているのです。実際同じバッテリーを使っていながら、カタログ値では電池の持ちが40%ぐらい少なくなっています。
一番信頼できる情報は天体写真専用カメラに改造している業者さんや、天体写真家の人たちのテスト報告なので、それらが出揃うまでは5Dも保有していようと思います。
昨日に引き続き、再度厳密に条件を設定して検証し直してみました。
昨日はISO1600で露光時間3分のダークフレーム撮影でしたが、今日は30秒にし、Kiss X2も交えて実験してみました(X2用のリモートケーブルは40Dや50Dのそれと互換性がないので、バルブ撮影ができないのです)。
DPPで現像し露出を+2EV、明るさを+10で統一してあります。ノイズリダクションは一切なし。
最後にフォトショップで200%にクロップし、切り出しました。
本当に微妙、おそらく2~4%ぐらいの差だと思うのですが、やはり40Dが一番優秀だと思います。次いで50D、X2の順。5Dも試したのですが、なぜか今日はアンプノイズが入り、あまり良くない結果となったのでここでは掲げていません。
ISO3200でも同じ条件で実験してみましたが、結果はやはり同じ。ここでの差と同じぐらいの差で40Dが50Dよりかすかにノイズレスでした。
ところが、カメラ側の高感度ノイズを減らすをONにすると結果は逆転し、これもかすかな差なんですが50Dが40Dより良くなります。
でも、これには理由がありました。
DPPはノイズに関するカメラ側の設定を反映させる設定にすることができます。
40DでこれをONにした場合、DPPでは輝度ノイズを減らすが+2(色ノイズを減らすは0のまま)となりますが、50DではOFFの場合で輝度ノイズ+3、色ノイズ+3、ON(効果弱め)の場合で輝度ノイズ+3、色ノイズ+10となることがわかりました。
もうひとつ面白いのは、OFFに設定しても50DではISOを3200に上げるとDPPでは輝度ノイズが+4、色ノイズが+8となるのです。つまりカメラ側ではISOに応じて自動的にある程度のノイズ処理を行っているという事実が浮かび上がってきました。
40DではONにしても輝度ノイズが+2されるだけです。一方50DではOFFにしても輝度ノイズ、色ノイズ共に+3の処理が強制的になされます。
以上のことから類推すると、CMOSそのものが発生するノイズはわずかに50Dが(40Dの1.5倍もの画素数アップに伴い)40Dを上回っているようですが、より強力なノイズ処理を施すことによってその分の不利さを相殺していることが想像されます。
過去撮影した星野写真で最新のDPPを使い、輝度ノイズや色ノイズのパラメーターをいろいろいじりながら現像してみたところ、やはりというか、輝度ノイズは上げても3~4が限度だなと思いました。なぜなら微光星が消えちゃうからです。
50Dのボディー側では、しない、弱め、標準、強めとノイズ処理を設定することができますが、標準や強めにしたらDPPのパラメーターは幾つになるのかはまだ検証していません。
弱めでも処理が非常に強力なので、これ以上強度を高めたらディテールの損失が許容範囲外になることが明白なので実験はしていないのです。
今日のテストでは30秒という短い時間でしたが、昨日行った3分の露出時間だと50Dと40Dの差はもっと開き、ノイズ処理をONにしても50Dの画像が40Dのそれを凌駕することはありませんでした。
実は15分の露出時間も試みてみたんですが、結果は変わらず。ていうか、50Dの発熱量のすごさを証明する結果となり、冷却装置なしではオートガイドを使った長時間露光(10~30分)にはとても耐えられないと思いました。
X2の結果が思ったより良かったので、冷却改造カメラの中では一番安いX2を買って天体写真専用機とするのが最も現実的かもしれませんね。
キャノンのEOS50Dが今日発売となりましたが、早速入手してきてダーク画像を撮り、40Dやフルサイズ機の5Dとノイズの出方を比較してみました。
条件はいずれもISO1600、シャッタースピード3分、ノイズリダクションは全てオフの設定です。
表示が少しおかしくなっていますが、画像をクリックすると正しく表示されます。
RAWで撮って現像は全てDPPで行い、わかりやすくするために明るさを2EV持ち上げ、ピクセル等倍に近いサイズに切り出しています。
それぞれ2枚目の画像はいずれもDPPで、輝度ノイズと色ノイズを10にしてノイズリダクションを行いました(5Dはオフのみ)。
結果は50Dが一番劣る結果となりました。もっとも、ノイズリダクションをかけた画像は40Dとほとんど変わりませんが。ここには掲げませんでしたが、ノイズリダクションオンにした場合の5Dの画像は一番きれいでした。
やはり画素ピッチはこの3機の中で最も大きいですから、画像処理エンジンが古い型でもノイズ処理には有利なんですね。
高画素化の悪影響か50Dは回路がかなり発熱するみたいで、ボディーも3機のうちで最も暖かくなりました。
これは天体写真を想定しての極限の条件下でのテストであり、一般の撮影ではあまり影響は出ないと思われますが、40Dより同等かやや優れていることを期待していただけに残念な結果となりました。
もっとも、個体差もあるかもしれません。
あるサイトでの厳密な実験では、kiss X2は非常に個体差があり、どの個体を掴まされるかによって結果は大きく違ってきます。同じ実験で40Dは個体差が非常に少なく、そのサイトでは天体写真に使うなら40Dが無難と結論づけておりましたが。
う~ん、これで計画が狂ってしまった。その他の50Dの機能は非常に優れているので一般撮影では使うつもりですが、天体写真では40Dを使い続けた方がいいかもしれません。
なので、kissX2をドナドナさせようかな?
しかしながらDPPはバージョンアップに伴い、ノイズ処理機能を強化させてきました。
それまで10段階でしか処理ができなかったのが、今回のバージョンから20段階で処理できるようになりました。
その効果は絶大で、最高の20にするときれいさっぱり消えちゃいます。
でも天体写真の場合は強い処理、特に輝度ノイズを減らしすぎると星までもが消失してしまうので、その辺のさじ加減は難しいです。
大きさをいとわなければ、1D Mark IIIが最もノイズが少ないはず。
ちゃんとした赤道儀を使った撮影ならそれでいいのですが、ポータブル赤道儀では重量が軽くなければいけないのでちょっと微妙。
他に、カメラのボディーに備わっている長秒時撮影時のノイズリダクションをONにした画像とも比較してみましたが(これは天体写真用ソフトのRAPやステライメージのダーク減算と同じ処理を内部でします)、結果は同等かむしろややノイズが増していました。
長秒時撮影時のノイズリダクションは、撮影時と同じシャッタースピードの時間だけボディー側でくだんの処理を行います。つまり、ここでは3分間行っています。長い時間の処理により、回路が発熱してその影響のせいだと思います。
コアな天体写真マニアは専門店で冷却改造したこれらのカメラを使っていますが、冷却効果がノイズの量と質を決定するのに非常に重要な役割を持っていることを実感した次第。
50Dは歴代のキャノンのデジイチの中で最も画素ピッチが小さくなっています。
12月に発売される予定の5Dの後継機、5D Mark IIより小さいのです。
以上の実験からかなり無理してノイズ処理を行っていることが想像でき、DIGIC4の発する熱をいかに減らすかが今後の技術者たちの課題になると思います。
あ~、それにしても残念。やっぱり冷却改造するしかないのかな。