スキージャンプな毎日 -6ページ目

ビショフスホーフェンでジャンプ週間を終えた後、同地で通常のW杯が再開される、という珍しい日程。個人戦については全28戦中14戦を消化し、総合王座争いは現在、着実にポイントを重ねてきた、上位約4名に絞られた、と見ますが、どうなるでしょうか。昨日は団体戦が行われ、日本は2位。2月の五輪へ向け、弾みの付く内容となりました。

昨シーズン、小林陵侑にとって低迷していた時期を経て、この4ヒルズ最後の地でようやく、ひとつの区切りになったと思います。大復活を実感した、2度目のジャンプ週間総合優勝となりました。

ジャンプ週間は3戦目のインスブルックが強風で中止となり、4戦目の舞台、ビショフスホーフェンに場所を移し、代替試合が行われました。小林陵侑の静かなる勢い、に他のライバルが何故か勝てず、最終的には陵侑が獲ってしまう、という独特な今回の4ヒルズの流れ、のようなものを感じます。予選トップ通過ではあったものの、条件の不安定なインスブルックを回避できたことや、いや、でもビショフスホーフェンで果たして二つ取れるか、など、色々ポジティブとネガティブが入り混じったような気持ちにはなりましたが、遂にここまで来ました。最終戦、とにかく観ましょう!

記念すべき、70回目を迎えたジャンプ週間。果たして今回、誰が頂点に立つのか、今の段階では小林陵侑とマリウス・リンビークが数歩前進していると見ていいでしょうか。更に、小林陵侑がリンビークを約7mの現在のポイント差で、3戦目インスブルックへ向かいます。元日決戦ガルミッシュでは実力にプラスアルファとなる、風の要素。それに恵まれなかった選手はこのトーナメント争いから後退してしまうシーンも見られました。それ以上に、このガルミッシュでは、優勝を争った小林陵侑とマルクス・アイゼンビヒラーに好条件が与えられた、という印象も受けました。2度目のグランドスラムを狙う陵侑にとっては薄氷の勝利。2本目、アイゼンビヒラーの大ジャンプの後に、スタートゲートが1段下げられてしまったのも、好条件下であったとはいえ、この時は結果として不利に働いてしまったように思います。ゲートを下げるという事は助走や踏み切りを上手くこなせるかが重要で、その上で飛び過ぎを防ぎ、着地も確実に出来て、更にゲートポイントも加点される分、有利とも言えますが、反面、失敗ジャンプになってしまうと、大きく順位を落としてしまうリスクに繋がる可能性もありますね。今後の試合でも勝負を分けるポイントになってくるのが、運営側が判断するゲートチェンジだと思いました。ともあれ、0.2ポイント差で勝った陵侑の肩に、ゴールデンイーグルが止まる光景が、かすかに目に浮かんできたような気がしました。

 

 

こちらは同じ日に勝利。髙梨沙羅です。おめでとう!

始まりました4ヒルズ。初戦オーベルストドルフは1本目、小林陵侑が5位に付けます。不安定な風の状況もあり、今日は少し苦しいかな、と思ってしまいましたが、2本目に急展開。1本目6位のスロベニア新鋭ロブロ・コスが、突如訪れた好条件を見事生かし、ヒルサイズ越えの139.5m。ここでスタートゲートが1段下がり18番へ。今シーズンはかなり敏感にゲートが動かされる印象ですが、幸いにも好条件は継続。順番は小林陵侑へ。当然このチャンスを逃しません。ブッ飛びの141mにテレマークを入れました。暫定トップへ浮上。残る4人の結果を待ちます。この会心の一撃にゲートは更に2段下げられ16番。続くマリウス・リンビークもヒルサイズ越え。しかし着地が乱れました。この一連のゲート大移動に翻弄されたのか、カール・ガイガーも脱落。再びゲートは18番へ戻されるも、陵侑は抜かせません。トップに立ちたいノルウェー勢、ロベルト・ヨハンソン、ハルヴォール・グランネルを封じ込める見事な幕切れ。初っ端からいい試合を観させてもらいました!