こんにちは。
友人が日テレの特集番組のYoutubeを送ってくれたのですが、厚生労働省の調査では、去年の離婚県件数が184386組だったそうです。
婚姻件数が501116組だということですから、
夫婦の3分の１が離婚していることになりますね。
また、結婚していた年数で見ると、
結婚２０年以上してから離婚する、
いわゆる熟年離婚の割合が21.5%で過去最多だったそうです。
さて、気になる離婚原因は・・
男性の場合・・
１．性格が合わない
２．その他
３．精神的な虐待
４．異性関係
５．家族親族と折り合いが悪い
・・でした。
女性の場合・・
１．性格が合わない
２．生活費を渡さない
３．精神的な虐待
４．暴力をふるう
５．異性関係
・・でした。
女性の場合は、「お金」の問題が大きいのですね。
男女ともに目につくのは「精神的な虐待」です。
妻が夫に対して精神的虐待を受けたとは、
・殴るフリをする
・他の人の前で馬鹿にする
・無視を決め込む
・命令口調で言う
・大声で怒鳴る
・妻のやることなすことに文句をつける
・・・などがあるかと思います。
じゃあ、夫が妻に対して
精神的虐待を受けたと感じるのは具体的に
どういうことなのか？というと、
私が１０年以上夫婦問題に関わるなかで、
離婚したいと言っているご主人たちの
主張を聞いた範囲では
・子供ばかりで自分はＡＴＭ扱い
・稼ぎが少ないと不満を言い続ける
・疲れて帰ってきたのにねぎらいもない
・すぐ馬鹿にしたような言い方をする
・いつも怖い顔で怒ってる
・人間扱いしてくれなかった
・イライラしたりため息ついたりする
・・・などがありましたね。
本当の意味で精神的虐待になっていると思われる場合もあれば、「そんな大げさな・・
」と思う場合もありました。
身体的とちがって、精神的というのは
はっきりした境界線がないため、
ある人は平気に思っても別の人には耐えがたい・・ということもありますから、どこからが精神的虐待だ、と線引きするのが難しいです。
でも、もし
ご夫婦の間でそうかな？ということがあれば
離婚しかない！と思う前にこういうことをチェックしてほしいと思います。
夫婦の関係は、幼い頃からの課題をお互いによって癒し合う関係だからです。
目の前のパートナーとの関係以前に、ご自分の中に漠然とした
恐怖心がないだろうか？
罪悪感がないだろうか？
自責傾向がないだろうか？
漠然とした怒りがないだろうか？
他責傾向がないだろうか？
・・ということです。
目の前のパートナーは本当の原因ではなく、ダミーである可能性があるからです。
上記のような傾向があると、
例えそのパートナーと離婚したとしても、
子供や職場の人間関係、友人、親戚との間でまた同じような関係性が再現されたり、パートナーとの間で感じていた感情を味わうことになったりしがちなのです。
「これは精神的虐待だ！！」と、レッテルをつけた時点で、それ以上この問題について解決しようという意思や、どうしてこういう関係性になってしまったのかという本当の原因を見つけようという意思が失われてしまうことが多いのです。
こんな大きな苦しみを味わったのに、その結果悲しみ、怨み、後悔だけがの残ってしまったらとても惜しいと思うのです。
どんなことも、未来の私の幸せになるために起こってるというビリーフから離れないでほしいなあと思います。
周囲の助けや専門家の助言などによって少し視点が変わったり、自分や相手のことを理解することができるようになることで、精神的虐待と思える状況が一気に解決することが多いのです。
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