2011年 全42話
おススメ度:★
感想は、「なんだ これは!」(怒&笑)
中国のベストセラー小説が原作で、ルビー=リンにウォレス=フォ、イェン=クァンと人気俳優をそろえた作品、ということで見るのを楽しみにしていたのに、私の期待を180度裏切ってくれました~(T_T)
舞台は、五代十国時代。
楚の皇女マー=フーヤー(ルビー=リン)はお転婆だが、医術の心得もあり、民思いの優しい皇女(少女漫画でよくある設定ですネ)。
皇位を狙う叔父に父は殺され、母も火に巻き込まれ(のちに生きていることが判明)、弟は逃げる途中行方不明に(こちらも生きていることがのちに判明)。
フーヤーは、以前知り合った北漢の皇太子レンチョン(ウォレス=フォ)に助けを求めようとするが、従姉妹のシャンユンによって崖から突き落とされてしまう。レンチョンに片思いしていたシャンユンは、楚の新皇女としてレンチョンに嫁いでおり、レンチョンが思いを寄せるフーヤーを邪魔に思っていた。
蜀の廃太子チーヨウに助けられたフーヤーは、チーヨウの復位を助ける代わりに、楚の奪還に手を貸してもらうという約束を交わす。そして、県令の娘パン=ユーと名をかえ、チーヨウの弟で皇太子のチーシンの妃候補として蜀の宮廷に入る。
もちろん、皇太子に気に入られるフーヤー。皇太子どころか、異母兄のチーユン、なんと父皇帝にまで惚れられてしまう(実はフーヤーは、チーユンの母である皇帝の亡くなった寵姫に瓜二つだったのだ!これもありがちな設定ですネ(^_^;))。
苦難を共にしたことでフーヤーとチーヨウは互いを想うようになっていたが、皇帝はフーヤーを脅して無理矢理側室にしようとするわ、ハン次妃(無理矢理側室にした皇帝を恨んでおり、(血がつながっていないとはいえ弟なのに)愛人の親衛隊長を皇位につけようといろいろ画策する人である)の陰謀で結婚式で皇帝は突然死ぬわ、フーヤーが生きていることを知った北漢のレンチョンが攻めてくるわ、皇太子は戦に行くのが怖いから帝位につきたくないと駄々をこねチーヨウが皇帝に即位するわ(結果的にはチーヨウは望みがかなってOK?)、蜀を救うためにフーヤーは蜀の皇女ディレンとして北漢に嫁ぐわ、もう無茶苦茶…(;´Д`)
きみたちは、そんなに私情で国を動かしていいのか?!てか大丈夫なのか国は…。
北漢に嫁いでディ次妃となったフーヤー。彼女を一途に想う皇帝レンチョン。戦で捕虜となり北漢に連行されたチーヨウ。今度は北漢を舞台に三角関係が展開する(相変わらず政治はそっちのけ…)
イェン=クァンよりウォレス=フォの方が好みなせいか、ついついレンチョンびいきに見てしまう…フーヤーと出会った頃は実母や育ての母(フーヤーに似ているメイ次妃)に裏切られ人間不信でクールだったのに、両想いになってからはすっかりにやけた奴になってしまったチーヨウより、レンチョンになびけばいいのにフーヤー!イェン=クァンは時代劇の似合う俳優№1らしく、うーん確かに一昔前の日活俳優的な感じ…日本の時代劇の衣装も似合いそう…顔が大きいし…中国版北村一輝(北村一輝は好きだけど、イェン=クァンは苦手だな…)…すみません!完全に個人的な意見です!
フーヤーのために寒い北漢の地でも花を咲かせようと部屋を温め育てるレンチョン、捕虜となっているチーヨウと会ったフーヤーは気持ちを確かめ結ばれる(裏切られてるのも知らず健気に花を育てるレンチョン…かわいそうすぎる(T_T)てか、よその国で捕虜がこんな堂々と密通してて大丈夫なのか…?)。
チーヨウを慕う皇女レンスを利用して、北漢を逃げようと考えるフーヤー。皇女の出した条件は、チーヨウと結ばれること。条件をのみ、チーヨウに薬を飲ませて皇女と一夜を過ごさせるフーヤー(いいのか?)。チーヨウとフーヤーの密通がばれ、危うく2人とも処刑されそうになるが、二人の恩をうけた皇太后や重臣の助けをうけて北漢を脱出することになる(チーヨウの子を妊娠したレンス皇女も一緒に)。
しつこくフーヤーを恨むシャンユンは、彼女を殺そうと途中で待ち伏せていた。フーヤーを狙った矢は、花が咲いたことを伝えに彼女を追いかけてきたレンチョンにあたり、彼は死んでしまう(どこまでも報われないレンチョン)。
蜀に戻ったチーヨウとフーヤー。しかし蜀では、チーヨウが捕虜になった後、弟チーシンが新皇帝として即位し、帰還した兄を幽閉し殺そうとする。弟に反乱を起こし、皇帝に復位するチーヨウ(逆ギレして襲ってきた弟は、殺されてしまう)。
これで安泰かと思いきや、次は皇后の座をめぐってフーヤー対レンス皇女の女の戦いが起こる(それを裏で操るハン次妃)。「先に皇子を産んだ者を皇后とする」と宣言するチーヨウ(二人共北漢で妊娠したが、フーヤーの方が若干早かったのを知っている。ちょっとずるい感じ)。しかもフーヤーの妊娠を知った北漢の皇太后は、レンチョンの子ではないかと取り返しに軍を率いて来るし。焦ったレンスはフーヤーを流産させる(これもありがちな展開ですネ)。このあたりから、実は生きていたフーヤーの弟ドゥーユンが暗躍する。ドゥーユンは、レンチョンの異母弟で毒使いのレンシー(この一族の名前は、みんなレン××ですな。蜀はみんなチー××だし。)に命を救われ、北漢でアヌ将軍として生き延びていたが、レンシーに虐げられていたせいか性格がすっかり屈折してしまっており、レンス皇女に片思いしているのだが、そのためレンスがフーヤーを流産させるのを手伝ったり、フーヤーとチーヨウの仲を裂こうとしたり…。
子供を失い、母を失い(ハン次妃に助けられていたが、知らずにフーヤーへの駒として利用されていた)、絶望したフーヤーは、チーヨウの元を去り楚の奪還をめざす(当初の目的を覚えていたのだね…(^_^;))。
チーヨウは、皇帝の位を異母弟のチーユンにあっさり譲り、ただの男としてフーヤーの復讐を手伝う。復讐は成功。楚を奪還するフーヤーとドゥーユン姉弟。その過程で兵法書を奪うため、ドゥーユンがチーヨウを殺していた(レンス皇女にも怪しい薬を飲ませて自分のものにしていた)ことを知ったフーヤーは、即位式に弟を刺し殺す。
兵法書と国をクアンズ(フーヤーが助けた少年。周の将軍となっており楚の奪還を手伝う。趙匡胤のこと。えっ趙匡胤?こんなちょい役でいいのって扱い?演じるは『後宮の涙』のキミー・チャオ!)に託し、フーヤーはチーヨウとの思い出の湖へ。すると、チーヨウの幻が(私は生きていたんだと思った…わかりにくい演出…(-_-;))。
楚はレンシー、蜀はチーユン、どちらも皇后の息子ではない二人が国を治めることになったんですね。
というか、登場人物たちがあまりに現実離れしているので(国政を省みず、私情で軍を動かしまくるあたり)、フィクションとはいえ感情移入しにくかったです。タイトルどおり、そこが「傾城」(傾城って言葉はあるんですか?傾国ではなく?)なのかもしれませんが。
少女漫画あるあるや、昼ドラあるあるな設定がすべて盛り込まれている感じで、消化不良だと思います(主人公達は途中復讐のことなんて絶対忘れてるやろ!って突っ込んでました)。楚の奪還だけにエピソードをしぼった方がよかったのでは?楽しみに見ただけにガッカリでした。
ちなみに、エンディングの作詞はビビアン・スー。フーヤーの侍女で食いしん坊のユンジュを演じたのは、『宮廷の諍い女』で皇后の侍女剪秋を演じた人(太ったね!役作り?こんなにキャラの違う役を演じておられて、その演技力にビックリです)。最後にクアンズ役でちらっと出てきたキミー・チャオなどなど再会と発見の喜びはありました。