③ 東北大学

 

 JR仙台駅から仙台市営地下鉄東西線に乗り換え「青葉山」で降りると、目の前に東北大学の理系キャンパスが広がっている。仙台西郊の高台を目一杯東北大学が使っている感じだ。

 

 歩くだけで汗ばんでくる5月に散策すると実際以上に広く思え、昼の時間だったせいか多くの学生とすれ違い、若さと暑さを感じた。

 

 宮城教育大学などを散策した後でここ東北大学で昼食をと思っていたが、どの食堂も大変な人出で諦めた。青葉山の文系キャンパスは初めから今回はパスするつもりでいた。

 

 地下鉄で仙台方向に戻り「大町西公園」で下車して東北大学本部に向かう。正門の右側の高い柱に控えめに「東北大学」と記されている。

 

 街の中心部にあるこの片平キャンパスは緑に包まれ静寂さが漂い、歴史と風格があり、青葉山キャンパスとは一味違う。

 

 時節柄一面緑に覆われ“杜の都”“学都”という言葉がぴったり納まる。広さの割には学生が少なく、落ち着いた雰囲気に包まれたキャンパスを右に左に歩き、賑やかな売店で学名入りシャープペンシルとクリアファイルを買った。

 

 東北大学の南端が東北学院大学に接している。両大学の間を土地が行ったり来たりしたことがあるようだ。両大学の境には生け垣と門扉があり、門扉は基本的に昼間は開いている。

 

 手狭になったキャンパスから広い地に行きたいという気持ちはよくわかるが、片平キャンパスの環境を大切にしておきたいものだと隅々を歩きながら感じた。

 

 

 正門

 

 構内案内図

 

 広くゆったりした構内

 

 わかりやすい案内図「多元物質科学研究所」

 

 東北大学史料館

 

 煉瓦に木製標札「第二高等学校」。正面は二高歌碑。

 

 門扉の向こうが東北大学。手前は東北学院大学。

 

 この案内図だけで広さが伝わってくる。青葉山キャンパス。

 

 青葉山東キャンパス 工学部・工学研究科 人間・環境系。

 上の案内図のFの部分。