③ 福岡女子大学

 

 福岡市の中心、西鉄福岡駅からバスで20分「福岡女子大前」で降りる。頭上には高速道路が通り、車の多い幅の広い道路に面した福岡女子大学は、キャンパス内で工事をしていて何となく落ち着かない散策だった。

 

 何年かに亘る工事が完成した区域では、図書館、事務棟、サークル棟などがこじんまりと清潔な感じで並んでいる。特にサークル棟は6角形の建物に赤いとんがり屋根が乗っていて、見ていると楽しそうな学生生活が想像される。

 

 屋外カフェといった様子で並んでいる丸テーブルのひとつに学生たちに交じって女性事務職員さんが仕事をしていた。「今日は天気がいいから……」と言っていた2人にカメラを向けると快く応じてくれた。

 

 手を振って別れた後、東門を出て排気ガスをたっぷり吸いながら、九州産業大学を目指して歩いた。

 

 

 福岡女子大学は、全国初の公立女子専門学校として1923年(大正12年)4月設立された「福岡県立女子専門学校(文科,家政科)」を前身として、1950年(昭和25年)学制改革により4年制の大学となった。

 

現在県立の女子大学は、ここと群馬県立女子大学の2校だけである。

 

 

 正門(散策時のもの)

 

 構内案内図。工事中のため一部が隠されている。

 

 事務棟へ続く階段

 

 とんがり屋根のサークル棟

 

 東門と学外者も利用できるカフェ「Nanの木」の案内