新しい自分を出したい☆笹谷 淳(TEAM COMRADE)直前インタビュー | 新日本キックボクシング協会

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2019・1・6(日)後楽園ホール
68K契約3分3R

政 斗(日本ウェルター級1位/治政館)vs 笹谷 淳(元J-NETWORKウェルター級王者/TEAM COMRADE)

笹谷 淳(TEAM COMRADE)直前インタビュー――2012年4月の緑川創戦以来、約6年ぶりの新日本キック参戦が決まりました。 
(以下、笹谷 淳)「自分は3連敗中の身なのに出させてもらえて感謝の気持ちです。僕にとってはその緑川戦が大きなターニングポイントとなった試合になったので、また新日本キックのリングで呼ばれたからには期待に背かないようないい試合をしたいと思います」

――アウェーのリングの方が戦いやすかったりしますか?
「僕は元々MA日本キックでずっとやってきましたけど、J-NETWORK、RISE、レベルス、Krush、ビッグバン……と色んな団体で試合をしているのでどこのリングに上がってもアウェーには感じません(笑)。試合が決まれば、いつもと変わらない応援団が来てくれるのでホーム、アウェーの感覚はないですね」
――対戦相手の政斗選手についてはどのような印象がありますか?
「自分の周りの人に次の相手の名前をいうと、“あの魔裟斗!?”と言われます(苦笑)。政斗選手とは運命的なものを感じるんです。前回10月の平塚洋二郎戦で負けて、スピード、スタミナを落とさないで身体を大きくしてスーパーウェルター級でやっていくことよりも、今なら減量して本来のウェルター級でやっていけるなと。その前に一回ぐらいは契約体重でやりたいと思っていたところ、僕の練習仲間のNKBチャンピオン・西山清吾と8月に政斗選手とやってドローでした。そこで政斗選手に対してひっかかるところがあり、NKBの広報に政斗選手とやりたいと伝えていたところ今回決まりました。政斗選手は三連敗中の僕にとってはもったいないぐらいのいい選手だと思います。キックで上を目指していく中で、絶対にクリアーしなければいけない大きな壁だと思いますね」

――打ち合い上等の政斗選手ですが、どういう試合をイメージしてますか?
「アグレッシブな選手ですが、怖さはそんなに感じません。今までこだわってきた自分のスタイルがあるのですが、新しい自分を出したいと思いますね。彼より勝っている部分は経験なのでしっかり彼の戦い方を見てやっていくことも出来ますし、正面衝突でも問題ないと思います」

――2002年にプロデビューして50戦近い戦績がある中、現在44歳でいまだにトップ戦線でいられる秘訣は何でしょう。
「まずは身体が丈夫なので親に感謝ですね。あとは頭の中が若いんだと思います。戦っている時の意識がデビューした時と変わらないので老けてないんです。まだまだ反省と発展の繰り返しで、キックボクシングを探り探りの中でやっていて未だに自分に満足していません。辞める理由もありませんし、僕はこの生き方しか出来ないんです。病院に行けばケガも治りますし、今でも強くなれると思いながらやってます。もしきつい練習が出来なくなったら、辞め時なんでしょうね」  

――会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
「僕は25勝24敗の戦績で今3連敗中なんです。絶対に勝ちますという権利はありません。もちろん絶対に勝ちたいという気持ちでリングに上がり全力で一生懸命にやります。もし負けてもチケット代の元が取れたと感じるような試合をしたいと思います。あの年でやっていてみっともないと思ったら悪い見本にしてほしいし、明日からの自分の人生のプラスになるような試合を見せたいと思います」