――今回、日本ウェルター級王座決定戦が決まりました。
政斗 王座を返上した渡辺(健司)選手に敗れているので(2016年4月17日に政斗が判定負け)借りを返してベルトを巻きたかったのですが、今回こういう形になったので気持ちを切り替えて試合に臨みたいと思います。
――2度目のタイトル挑戦となります。
政斗 最初のチャレンジで獲れると思ったのですが、そうは甘くはなかったですね。そこからずっと自分の中で必ずベルトを獲らないと気が済まないという気持ちになっていました。その後の試合も大事に一戦一戦勝っていきタイトルマッチにつなぎたいなと。今回落としたら先はないという気持ちがあります。
――対戦相手のリカルド・ブラボ選手についてはどのような印象がありますか?
政斗 何試合か見させていただきました。勢いがあってパンチが伸びてくるところがあるので、そういうところを注意したいと思いつつ、自分の粘り強さで勝ちたいと思います。経験値は僕の方がありますが、下から上がってきた勢いは凄いと思うのでそこはあなどらないでしっかりと試合巧者のところを見せないといけないですね。
――試合に向けてはどういうところを強化していますか?
政斗 治政館の本部で先輩の武田幸三さんに走り込み、筋トレなどを見てもらっているので、リングでは今までとは違う自分を見せたいと思います。武田さんからは普段から怖くて厳しいことを言っていただけるのですが、逆にそれは優しさだと考えています。
――今回タイトルを獲得してから見据えているものはありますか?
政斗 どんどん実力のある選手とやらせてもらってKNOCK OUTで新日本のチャンピオンの強さを見せ付けたいですね。僕はやられてもやり返す水落洋祐選手のような戦い方が好きなので、KNOCK OUTのリングで水落選手や山口兄弟とも拳を交えられたらなと。まずはベルトですね。今お世話になっている武田さんが元々巻いていたベルトなので、僕が治政館に持って帰りたいです。