新日本キック4・10市原臨海体育館大会。
メインイベントでは蘇我英樹(WKBA世界スーパーフェザー級王者/市原)の引退試合が行われ、蘇我選手が最後の相手として熱望した男は…
『爆腕」大月晴明(元WPKC世界ムエタイライト級王者/キックスターズマスクマン)
一体、どんな結末が待っているのか…
決戦直前の大月晴明選手に直前インタビューしました。
セコい試合はしたくない。男らしい駆け引き抜きの試合になるんじゃないですか。
──蘇我選手との再戦を受けた理由は?
大月 蘇我君が自分のことを認めてくれて、「どうしても最後に闘いたい」と直接メールしてきたからですかね。いろいろな人に「蘇我君の相手をしてほしい」と頼まれたことも大きかったと思います。(昨年9月のヤスユキ戦から)今年1月まで何もしていなかったけど、治政館の長江(国政)館長からも「4月だったらできるだろう」と言われ、そこまでみんな言ってくれるならと1月の終わりにやることを決意しました。こんな僕を選んでいただいて光栄です。
──今回は蘇我選手のラストマッチ。その部分で意識することは?
大月 選手だったら、誰でも最後はある。一度手合わせしているのでお互い手の内はわかっている。蘇我君も「どうしても勝とう」というより、「盛り上げよう」という気持ちの方が大きいと思う。お互い「ああしよう」「こうしよう」と考えるより、気持ちで闘う試合になるんじゃないですかね。
──最近の蘇我選手の試合は?
大月(僕と闘ったあとの)2試合の映像は見ました。やっぱり「ああしよう」「こうしよう」とは考えていないように思いました。今回も男らしく駆け引き抜きの試合になるんじゃないですか。
──大月選手は今年3月12日、NO KICK NO LIFEで前口太尊選手にヒジによるカットでTKO負けを喫しています。キズの方は大丈夫なんですか?
大月 ヒジありで血が出るのは当たり前。文句を言うわけではないけど、止められるようなキズではなかったので大丈夫です。
──話をきいていると、男同士の果たし合いのような一戦になりそうですね。
大月 今回は蘇我君の地元(千葉県市原市)での試合じゃないですか。向こうまで行ってセコい試合はしたくないし、お客さんも見たくないでしょう。観に来てくれたお客さんに損のない試合をしないといけないでしょう。熱い試合に期待してください。
(スポーツライター 布施鋼治)
蘇我選手に花を持たせる気などサラサラない大月選手の爆腕が炸裂するか?
新日本キック4・10市原臨海体育館大会をお楽しみに‼︎