衰えは感じていません☆蘇我英樹(市原)直前インタビュー | 新日本キックボクシング協会

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新日本キック WINNERS2015 3rd  8・30ディファ有明大会の最後に登場するのは、『名勝負製造機』蘇我英樹(市原)。5月の大月晴明戦から沈黙していた蘇我英樹が復活の狼煙を上げるか?
しかし相手はペッシーニ・ソーシリラット(元泰国ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者/タイ)。一体どんな試合になるのか?
蘇我英樹選手に直前インタビューしました。

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好奇心が強いので、33歳になった現在も衰えは感じていません


──5月の大月晴明戦はいかがでしたか?

蘇我 自分が闘いたいという思いが強かったので、普通に楽しかったという感じですね(蘇我の5R判定負け)。大月選手の強さを肌で感じることができました。パンチの重さはもちろん、面と向かってみると何か他の選手とは違うオーラがある。出せなかった部分もあるので応援してくれている方々には申し訳なかったけど、自分としてはいい経験ができたと思いますね。


──大月戦で得た課題は?

蘇我 後頭部とか普段打たれないところを打たれたりしたので、効かされ方もほかの選手とはちょっと違っていましたね。こんな感じの効かせ方もあるんだと勉強になりました。ちょっとラリアット気味の打ち方といいますか、最初からそういうふうに打ってくることはわかっていたんですけどね。うまさも感じたし、拳も硬かったですね。大月さんとの試合で得たものを、これから自分の試合で出せたらいいなと思っています。


──今回闘うベッシーニの情報は?

蘇我 2年前の11月に自分が闘ったフォンルアンとやった試合映像を見ました。その試合はフォンルアンが勝ったけど、自分とは噛み合いそうなタイプでしたね。


──どんなタイプ?

蘇我 オーソドックスなファイタータイプだったと思います。パンチが得意そうだった。


──どんな試合をイメージする?

蘇我 KOできたら一番。大月戦で取り入れていることを出せたらいい。もう少し詳しくいうと、僕の右ストレートはノーモーションでまっすぐに打つことばかり意識していたんですよ。ただ、それだけではなく、フック気味に大きく打つ。大振りの右を混ぜてもいいのかなと思っています。大月さんのラリアットじゃないけど、力任せのパンチを取り入れてもいいかなと。ちょっときれいにまとまりすぎている部分もあったので。時と場合によって、いろいろな種類の攻撃を取り入れたい。


──ここだけはほかの選手に負けていないと思っている部分は?

蘇我 エンターテイメント的に僕だけにしかできない試合内容には自信を持っています。


──33歳という年齢を意識することは?

蘇我 特別ないですね。その時の年齢に合ったトレーニングといいますか、いろいろ取り入れているのでそんなに体力的な衰えは感じていない。そもそも、好奇心が衰えていないので、それは感じない。


──好奇心が衰えていないというのはいいですね。普段の仕事は?

蘇我 レジスタンストレーニングを中心としたパーソナルのトレーナーをやらさせていただいています。教えることによって教えられることも多々あります。例えば、人のメンタルの励まし方だったり、指導しながら自分で気づくこともいっぱいあるんですよ。

(スポーツライター 布施鋼治)