初防衛に成功しないと王者としては認められない☆HIROYUKI(藤本)直前インタビュー | 新日本キックボクシング協会

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日曜日に迫ってきたWINNERS2015 2nd 5・17後楽園大会。トリプルメインイベントで日本フライ級タイトルマッチが予定され防衛戦になる若き王者 HIROYUKI(藤本)選手に直前インタビューしました。

(インタビュー・スポーツライター布施鋼治)

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──アマチュア時代も含めて、麗也選手とは今回で5度目の対決となります。初防衛戦の挑戦者が宿敵だと聞いた時にはどんな感じでした?

HIROYUKI ちょうど新宿FACEでニモ選手と闘う直前に聞きました。その時会場に麗也君が来ていることはわかっていたので、試合内容も問われるけど、余計に(ニモには)負けられないと思いましたよ。


─NJKFフライ級王者であるニモ選手から3R判定勝利を収め、評価を高めました。麗也選手も「このクラスでは国内で一番強いと思う」と評価していましたよ。

HIROYUKI そんなことを言われたら、勘違いしてしまいますよ(照れ笑い)。でも評価は僕が決めることではないので。


──チャンピオンになってから一層強くなったとは思わない?

HIROYUKI そうですね。負けたくないという気持ちは一層強くなったと思います。練習で変わったところはないけど、「俺はチャンピオンなんだぞ」という気持ちで、いつも練習に取り組んでいるからですかね。結果的に戴冠前と比べたら、上達していると思います。


─周囲から褒められることは?

HIROYUKI もともとパンチもキックも得意なので何がうまくなったというのはないけど、トレーナーからは「相手の攻撃を受けたあとの返しができるようになったね」と指摘されました。


──選手としてそれは大事ですねよね。それはそうと、今回は初防衛戦となります。

HIROYUKI そうですね。藤本ジムの言い伝えじゃないけど、松本哉朗先輩や緑川創先輩からは「ウチのジムは防衛してからじゃないと、チャンピオンとしては認められない」とハッパをかけられています。結構みんな僕のことをいじってくる。そうされるのも好きなんですけど(微笑)。


──挑戦者は何度も闘っている麗也選手です。やりやすい? やりづらい?

HIROYUKI 彼は同い年で同じ階級でやっているけど、同年代で同じ階級では一番強い相手だと思っています。少なくとも僕は他団体の選手より強いという評価をしているので気は抜けないですよ。


──選手としての麗也選手はどこが優れている?

HIROYUKI 基本に忠実というか、基本に徹底しているじゃないですか。相手が攻撃してきた時に空いたところを攻撃してくる。そういうところがうまい。あとはタイでやっているだけあってテクニックを持っている。テクニックだといい勝負、もしくは叶わないかなと思ってしまう。


──それでも、前回は麗也選手を突き放して王者になりました。

HIROYUKI それですね。前回の勝因は気持ちの差だと思う。その後は僕も急成長を遂げたと思うので、まわりも認めてくれるようになったんじゃないですかね。


──どんな試合になると予想する?

HIROYUKI 2~3Rにダウンを奪ってと頭の中で描いています。すでに作戦はしっかりと立てていますよ。

HIROYUKIの初防衛なるか…。

それとも麗也の王座奪取なるか…。

答えは日曜日の後楽園ホールのリングで決まる‼︎