WINNERS2015 2nd 後楽園大会は好カードがラインナップされる中、トリプルメインイベントのトリでは『名勝負製造機』蘇我英樹(市原)vs『爆腕』大月晴明(キックスターズマスクマン)の注目の一戦が実現する!
大月晴明選手を迎え撃つ蘇我英樹(市原)選手に直前インタビューしました。
○蘇我英樹選手インタビュー
『大月戦が決まった時? ウォォォ!!って感じ。目の中に燃える炎が見えました。』
──今年1月のWINNERSの控室で大月選手に対戦を直談判したという話を聞きました。
蘇我 その理由は大月選手がキックボクサーの中で一番すごいファイターだと思っているから。闘いのセンスも一番ある。それをリングの上で自分も体験して勉強したい。その一方で倒してみたいと思ったからです。
──過去蘇我選手は駿太選手、狂犬といった他団体の大物と拳を交わしています。やっぱり団体内の選手と闘うのとは意識が違う?
蘇我 そうですね。負けられないという気持ちが一層出てくるので違いますね。でも、他団体というよりその選手がいい選手だからこそやりたいんですけどね。
──大月戦が決まった時の気持ちは?
蘇我 ついに来たか。ウォオオオ!!って感じでしたね。目の中に燃える炎が見えていました。
──以前から対戦を考えていた?
蘇我 大月さんがKrushで60Kg級のベルトを獲ったのを知ってから、「絶対に闘ってみたい」と願っていました。
──大月選手の印象は?
蘇我 ライオンか(北斗の拳の)ラオウというイメージですね。
──大月選手のパンチはどんなイメージ?蘇我 僕のパンチが百烈拳(ラッシュ)だったら、大月選手のそれは剛掌波(一撃) 。ガードの上からでも吹っ飛ばされそうです。
──どんな試合になると予想する?
蘇我 できれば最終ラウンドまで試合を楽しんで最後に倒したい。でも、倒せる場面が来たら見逃さない。もちろんKOで決着をつけます。
──この一戦のために、どんな練習を積んできた?
蘇我 僕は試合が決まっても相手を研究したり作戦を立てるタイプではありません。常に試合中の自分の直感力を信じてます。なので直感を鍛える生活を心がけて意識をもった生活を送っています。あえて強化した部分をあげるとすればインスピレーションですかね。
──試合のキーポイントは?
蘇我 直感の話の延長になってしまうけど、その場面場面になってみないとわからないですね。僕はずっとインスピレーションに頼って試合をしてきたので。直感に頼って倒す自信はあります(キッパリ)。
──ところで、4月には地元市原大会で闘っています。2か月連続での試合となりますが、コンディション的には問題ない?
蘇我 全然問題ありません。4月はノーダメージで終えることができたので、調整試合ではないけど、試合感覚を鈍らせることなく、大月戦を迎えることができると思います。
──この一戦に勝ったら?
蘇我 勝てたら、キックボクサーで僕が一番。攻撃型のキックボクサー最強だと胸を張って言っていいと思います。大月選手を倒して60Kg最強のファイターの称号を手に入れ、皆さんが観たい思う選手たちと闘っていきたい
──最後のファンに一言お願いします。
蘇我 大月選手の動きは独特でトリッキー。自分の色というか、カリスマ性を持っている。そんな大月選手との闘いによって奏でられるキックボクシングの醍醐味を味わってほしいですね。
(インタビュー・スポーツライター 布施鋼治)