ちょっと力不足で参加人数が少なかったので申し訳なかったですが、その分参加いただいた方は濃い時間を過ごしていただけたのではと思います。
素晴らしい内容だっただけに、多くの方にお伝えできなくて残念でした。
少しだけ内容を振り返ります。
講義は映像と資料を使用しての座学を1時間半、その後トレーニングを1時間半という構成で行いました。
今回のテーマはチームディフェンスでした。
どのような守備を行うか、そこに一つの正解はありません。
なのでまずはチームがどんなことを目標に掲げてチーム作りをするのかを決めます。
チームコンセプトの設定では、「監督の価値観・哲学」「選手の特徴」「チームのトレーニング環境」「所属リーグのトレンド」など様々な要素から、何をコンセプトにするかを考えます。
これらの要素をバランスよく考えるのもよし、どれかを主軸にするのもよし。
府中の場合は「選手の特徴」を一番重視したとのことでした。
チームのコンセプトが決まれば、そこからチームの戦術コンセプトを決めます。
そして、さらにその戦術の中身を細かく設定していきます
・守備のラインは?
・マンツーorゾーン?
・ボールの取りどころは?
・コースの限定方法は?
・カバーリングの方法は?
そして、これらをチームに落とし込むための映像を見せていただきました。
実際にチームで使用している映像だそうです。
選手たちにある程度内容を理解させたら
今度はそれらを習得する練習を行います。

まずは、アップを兼ねての4対2から。
この中で、プレスの基礎となるチャレンジとカバーの関係を意識づけます。
ある程度理解が深まってきたら、次は縦長のグリットを作っての2対2のトレーニングを行いました。グリットは 縦12M、横10Mの設定でした。
OF側は基本突破ではなく、横パスをしながら縦パスを入れる。
DF側は、チャレンジとカバーの意識をしながら縦パスを入れさせないようにする。
縦パスが入ったら、OF側がDFになり、逆サイドにいる新しいOFに対してアプローチをします。
チャレンジとカバーの意識に加えて、アプローチ、でンぽモルトの意識を高めるトレーニングです。
3つ目のトレーニングは3対3でした。
ある条件下のオープニングを設定したうえで、2ラインの構成をするトレーニングです。
3つのトレーニングを通してチームのコンセプトを伝えたうえで最後は4対4のゲームでした。
この4対4のゲームにもルール設定があり、チームのディフェンスコンセプトを深めるためのトレーニングになっていました。

フリーズのタイミングや声掛けなども非常に参考になりました。
まったくの鞭の状態から参加したメンバーがトレーニングをしていくうちに一つのチームのようにコンセプトが浸透していく。そんな感覚を持ちながら見ておりました。
参加者からもチームで採用してみたいという声が多く、満足度の高い講習会だったのではないでしょうか。

ところで、今回参加していただいた方の中にJ下部組織のジュニア世代の指導者の方がいらっしゃいました。ここまで片道2時間以上。
実は、一昨年バウミールの講習会にも来ていただいておりました。
当時はバーモントカップが終わったばかり。決勝で惜しくも敗れて(って書いたらチームがばれますが・・・)そのすぐ後の講習会でした。
その時、熱心にバウミールに質問をしてい他のが印象的でしたが、今回また参加してくれました。
こうして勉強熱心な方を見ると、自分もまだまだ足りないなとつくづく感じるとともに、こうして学べる場をたくさん用意していきたいと思うのでした。
「学ぶことを辞めたら、指導者を辞めなければならない」
まさにその通りですね。
