ドイツから帰国してからだいぶ経ってしまいましたね。
ブログ更新が滞りすいません。
ハーレンフースバルについて少し書いておこうと思います。
ハーレンフースバルは、ドイツなど北欧を中心に冬季のサッカートレーニングの一環として行われているスポーツで、カベアリの室内サッカーです。
日本だと、アクションサッカー(4対4)が有名ですが、この競技は5対5で行います。
簡単にルールを紹介します。
人数:5人制
交代:自由。自陣ゴールの横から交代する
床 :主に床もしくはスポーツコート
ゴール:少年用サッカーゴール
ファール:サッカーで直接フリーキックになるような反則はすべて同じ。ただし、すべて間接フリーキック。
シュート:自陣側からはシュートを打つことはできない
コート:四方を壁に囲まれています。壁を越えてしまった場合は、サイドであればドローインで再開
※ドローインは、下投げでボールを転がす
コートサイズ:20M×40M
GKのプレー
・ゴールキックに当たるプレーはゴールクリアランスで再開
・バックパスは何度受けてもOK(サッカーと同じ)
・手で投げたボールは、直接ハーフラインを越えてはいけない(ゴロも不可)
退場:2分間もしくは失点するまで
簡単に紹介するとこんな感じです。
フットサルにも似ている部分があったり、独自なルールがあったりしますね。
今回は、これのU-17の大会 KERAMIK-CUPにベガルタ仙台ユースと参加してきました。
もう30年以上続く大会で、FIFA、UEFAが後援、ブンデスリーグの下部組織と周辺国しか参加できない由緒ある大会です。
大会は、非常にハイレベル、ガチな大会で非常に楽しめました。
運営周りでもすごい勉強させていただき、今後生かしていければと思います。
はじめて本場の試合を生で見たわけですが、自分は普段はフットサルを指導していますのでそのような目線で少し感じたことを書いておこうと思います。
【ルールについて】
フットサルと大きく違うルールとして、4秒がないのとバックパスがサッカーと同じルール、シュートが自陣から打てないとうことがあります。
これがないことでどういうことが起きるか。
基本的に、パワープレーが多くなります。
特に負けてるとき、点がほしいとき。トーナメントに入ると、自分たちの攻撃では必ずパワープレーをするチームが多かったですね。
これらのルールの縛りがないパワープレー。フットサルをしている人ならわかると思いますが、時間稼ぎもできますし、基本的に奪うのが難しくなります。奪われて即失点のリスクもありません。
これをみて、フットサルのルールは、ゲーム性を高める意味でも、非常にいいバランスのもとに成立しているルールなんだなと改めて思いました。
で、このパワープレーですが、残念ながらほとんどのチームに戦術はありませんでした。
もともと冬季トレーニングの一環ですから、そのための練習はしていないのだろうという感じです。
これは、攻撃も守備も。
なので、この部分は若干物足りない感じがしました。ゲームや、一つ一つのプレーはは面白いですけどね!
唯一うまかったのは、ベガルタも負けたオーストリアのウィーン。
このチームは、相手のボックスの守備の真ん中に流動的に人が流れてきてそこをうまく使って
あいた外からシュートを打つなど、フットサル的なパワープレーをしてました。
ドイツではフットサルはあまりやられてないですが、オーストリアではもしかしたらやっているのかもしれませんね。聞いておけばよかった。。。
【全体的な戦術について】
壁を使った一人ワンツーや、ビリヤードのように壁を使って逆サイドへ展開したりとかこの競技独特のプレーは随所に見られました。
また、ブンデスリーグの育成年代の選手は、体もしっかりできていますし
小さい選手も体の使い方がうまく、体が大きい相手にも当たり負けしない強さ、体の当て方をよく知っているなと感じました。
シャルケの10番、ミュンヘンの3番は体が小さいのに体の使い方のうまさで勝負できていましたね。
ちょっと物足りなかったのは、スペースを作る、スペースを使うというフットサルで常に考慮しながら行うことがあまり感じられなかったこと。まさに、この狭いスペースでサッカーを展開している感じ。
「サッカーのトレーニングだから」といえばそれまでなのだが、もともとこういう考え方は「フットサルだから」やっているのではなく、狭いスペース、少ない人数という環境に応じて行っているプレー。
それ自体がサッカーのトレーニングにはならないというわけではなく、バイタルエリアでのプレーと考えれば、環境は近いものになると思います。
なので、このハーレンフースバルを行いながら、フットサルの戦術的要素を加味すると、よりトレーニング効果は上がるんじゃないかなと思います。これは日本の予選でも感じたこと。
たとえば、バルサがこの大会に出てきたら、フットサルに近いプレーになるのではないでしょうか。
プレーの最適化という意味では、おそらくそれが理に適っていると思います。
【環境について】
この大会は、先ほども書いたようにブンデスリーグの下部組織しか出れない大会。
同様に、大人のブンデスリーグのチームの大会もあったり、先日はなでしこジャパンの大儀見選手が、大会に出場したとFBで書いていました。
遊びじゃなくて、ガチの大会。
日本でもハーレンフースバルやフットサルの真剣な大会が、そういったカテゴリーにも用意をされていたら
日本のサッカー、フットサルの発展にもまた新しい可能性が見えるんじゃないかなと感じました。
やべっちで遊びでやるのもいいですけど、ガチでやってこそ分かることが多いですからね。
やはり、フットサルというと別競技であるという考えが多いと思います。
フットサルのハードルが高ければ、このハーレンフースバルを導入のきっかけにすることは非常に有効ではないかと思った次第です。
トレーニングの一環。そんな切り口はそのハードルを下げるのに有効な手段だと思います。
今年から、社団法人が立ち上がって本格的にこの競技を日本に広める活動を開始しました。
もしお近くでそのようなイベントがあれば、ぜひ参加&見学してみてくださいね。
ということで、直近のイベントの告知を少々。
1月30日 東京ビックサイトでイベントを行います。
今回は、PENALTISTAやスマイルなどフットサル選手がハーレンフースバルに挑戦します。
お時間のある方はぜひ会場へお越しください。
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