そのあいだに、フットサル女子日本代表は6位で第3回世界女子フットサルトーナメントを終えました。

大会の結果やレポートは下記の特設サイトで掲載しています
こちら
参加した選手、在原監督をはじめスタッフの皆さん、そして現地まで応援に行かれた皆さんお疲れ様でした。
上記の特設ページでは、座間さんに大会レポートを書いていただいています。
現在予選リーグ最終戦のブラジル戦まで公開しています。
レポートを読んでいると、チームは徐々に成長し短い期間でレベルアップをしたような印象を持ちます。
フットサル女子日本代表には定期的な活動はありません。
毎年、この大会の直前に合宿が行われ、3日程度の国内合宿を経て大会に参加します。
アジアでは一番の実力を持つと言われる日本ですが、世界に行けばベスト4の壁を破ることはできていません。
今後日本がそこに食い込んでいくためには、やはり定期的な活動が望まれます。
全国が難しければ地域ごと(実際、東海都関西でテストケースで実施した実績もあります)でも
そういう機会を設けて、戦術や技術の浸透を図っていきたいですね。
これに関してはすでにご尽力頂いている方がたくさんいますが、関わる人がチームになって協力していきたいところです。
で、それだけでいいのかというと、やはりそうではないですよね。
代表活動が増えれば選手の技術が格段に上がっていくのかといえばそうではない。
普段所属するチームで、どれだけ個人のスキルを上げることができるかが大事ですね。
それは選手の意識もそうだし、指導者の意識もそう。
しっかりと「フットサル」をする女子チームが増えていけるように
指導者もしっかり学んでいかないといけないですし、選手も普段の練習から取り組んでいかないといけない。
いきなりプロになれるわけではないし、仕事も家庭もあり練習時間も限られている。
でも、少なくとも、日の丸をつけたいと思っている選手は、周りの環境に左右されず
その中でできる自分の最大限の努力で臨んでもらいたいです。
2013年はまずは、アジアインドアゲームズ。
今回選ばれた選手も選ばれずに悔しい思いをした選手も、まずはそこを目指して。
ところで、上記のブラジル戦のレポートで、座間さんが「サッカースキルの高い選手を集めたほうが早い」というような趣旨の発言があります。
これは自分も似たような感覚を持っているのですが、自分の場合は「代表に」というより「チームに」という考えです。
女子はサッカー人口がまだまだ少ないので、その中でいい選手は大体トップレベルのLリーグなどに上がって行きます。大学の体育会女子も、女子の中ではエリートですね。
また男子と比べ、女子サッカーは運動神経の良い選手がほかのスポーツより集まるんじゃないかなと思います。素材のいい選手が多い。
そういった子達がフットサルに転向していく環境、そのハードルが男子より低いのが今の女子フットサル。なでしこバブルはありましたが、それまでは一部のチームを除いては、今のフットサルの環境と、大して変わらない環境でしたからね。
関東リーグを見ても、元Lは多いですし、大学体育会を入れれば相当数がそういう環境でサッカーをしてきた選手。
フットサルが、サッカーを志していた選手から見ても魅力あるものになるようにすることが、さらにいい素材を持った選手の流入を図れるのでは。
地域リーグや、ましてや県リーグすら整備されていない地域がある女子のフットサル環境を、少しでも上げていくことが、そういったことにつながっていくのだとおもいます。
実際、今回うちのチームから代表に入った足利はフットサル歴2年弱、松山は1年です。
二人ともそれまではトップレベルでサッカーをしていました。
二人ともまだまだですが、彼女たちがさらにフットサルを学んでいけば、大きく成長する可能性は持ってると思います。
と、ここまで書きましたが、もちろんチームの強化という意味では別。
素材は大事だけど素材に頼らない。素材がいいほうが必ずしも勝つわけではないですから。
それがまたフットサルの面白さではあるのでね。
うまくまとまらなかったけど、まあいいか。
先日、代表に行った2選手が帰国後、チームの取材と二人のインタビューをケーブルTVさんに行っていただきました。1月に放送されるそうですので、日時決まりましたらまたお知らせします。
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