現地ではwifiの具合が悪く、更新できなかったのでまとめて報告します。
なお、エフネットスポーツのブログでは現地からの報告を掲載しています。
こちら
関東大学フットサルリーグと、カレッジフットサルフェスタの有志が集まって組まれた今回の選抜。
国内練習が2回しかできずに不安もありましたが、気持ちが強く個性が強いメンバーが集まったので、いい遠征ができました。

今回のカレッジ選抜。大学リーグから6名、東海カレッジフェスタから2名、そのほか2名。
4年生2名、3年生3名、2年生1名、1年生4名の構成。
特に1年生の4名は、まだフットサル経験も少なく、戦術理解度なども低い中、どんなチャレンジができたのか。
今回タイ遠征を現地でサポートしていただいたのは、元タイリーグの選手である真野さんと、現在タイリーグでプレーしている軽部さんです。二人共大学リーグOB。

1日目。7時間の空路でタイに入国。
入国手続きに少し手惑い、さらに大渋滞に巻き込まれ試合会場に着くのが試合ギリギリに。
機内食を食べただけという空腹のまま試合に望まなければならない、いきなり過酷な状況に。
軽食を急遽買い込み、少しお腹に入れて試合に臨みました。
相手は、タイリーグのスタラニーFC。

ブラジルワールドカップの時の代表選手や、U-23代表選手がいました。
さらに、Fリーグでも活躍していたベッチーニョも。
体重そうでしたが、練習生としてトライアウト中だそうです。
試合は30分ランニングハーフ。前半、先制したのはカレッジ選抜。
キックインのサインプレーから、長坂が押し込みます。
しかし、ディフェンスのマークが付ききれず、裏を取られる場面が多く、前半のうちに2点を返され、1-2で折り返します。
動きが止まった後半は更に押し込まれ、4失点。チャンスもありましたが決めきることもできず、1-6で敗退となりました。タイ遠征は、この大敗からのスタート。
二日目。
午前中はバンコク市内の寺院などをめぐり、タイの文化に触れます。
試合に望む前に選手のミーティングを実施。
自分の特徴を理解してもらうとともに、ほかの選手からのアドバイスを受けながら、お互いが要求を出し合います。

このミーティングはかなり有意義だったと思います。結構みんなしっかり考えてるんだなというのもわかったし、やりたいこと、やってほしいことが明確になったのでは。
今回の遠征のテーマはチャレンジ。自分たちで考えて、改善して、さらにチャレンジをする。
そのために必死に何がいいのかを考えて、チームで協力して。
そんなイメージを持っていたので、このミーティングの雰囲気は嬉しかったですね。
さて、午後からは15分ハーフプレイイングタイムの3チーム総当り戦の大会。
第1試合は、タイリーグのバンコクFC。
リーグカップ準優勝の強豪で、若くてハードワークをするいいチーム。
メンバーも、ガチのメンバーで来てくれました。

前日よりディフェンスが修正されたカレッジ選抜は、前半序盤ほぼ互角な戦いを見せます。
ただ、なかなかチャンスを決めきることができません。
また、昨日のスラタニーよりも、よく動き、よく走り、そして速いバンコクFCの攻撃に手を焼きます。
前半7分、PIVOあてから先制されると追加点をすぐに奪われ、前半を0-3で折り返します。
スコアこそ離れてしまいましたが、昨日よりは確実にやれているという実感。
ハーフタイムでは、一度頭をリセットして、後半からやり直そうと声をかけ合います。
後半多くのチャンスを作りながら得点につなげることができませんでしたが、失点はゼロで後半は0-0。合計0-3の敗戦。かなり手応えを感じたのではないでしょうか。
最後の試合は、パチョムガル大学。
タイの大学リーグのチームで、プロチームの監督が指導しているチーム。
この試合の前に、バンコクFCと引き分けており、厳しい戦いが見込まれます。

お互い同年代。試合はお互い激しい形になり、前半カレッジ選抜が第2PKのチャンスを得ます。
これを、伊藤が決めて、カレッジ選抜が先制。
その後同点に追いつかれますが、梅澤がサイドからのドリブル突破からゴールを決め、再び引き離します。
しかし、カレッジ選抜も第2PKを相手に与え、これを決められてしまいます。
さらに直後に追加点を許し、この試合初めてリードを奪われる展開に。
この時点で、残りは1分。
もう試合が終わるという場面で、3人の関係で相手をしっかり崩し、梅澤が本日2点目のゴール。
このおかげで、3-3と勝利こそなかったものの、勝ち点を得ることができました。
タイ遠征、トータル 1分け2敗。
勝利を目指しチャレンジをしていましたのでみんな相当悔しがっていましたが
この3試合での成長が見て取れたことが嬉しかったです。
特に1年生4人。まだまだ発展途上ですが、可能性を感じることができた遠征になりましたね。
選手の中には、プロチームの監督より名指しで褒めていただけた選手も。
この中から、タイリーガーが生まれたら面白いですね。
コーディネーターの真野さんと軽部さんが選ぶ今大会のMVPには伊藤選手が選ばれました。

夜は焼肉で懇親会、お疲れ様会を行い、一応ここまででチャレンジ期間は終了。
3日目は、ワールドカップ 日本vsポルトガルを観戦にいきます。
バンコクから約4時間のバス移動。
長旅でみんな疲れ果てていましたが、会場につくとテンションもあがります。

試合の方は皆さんご存知のとおり、前半のポルトガルが凄すぎてはなされそうな展開の中、後半からのパワープレーで日本が追いつくという熱すぎる展開。
選手たちも、前半しっかり勉強して、後半は一ファンとしてもりあがっていましたね。
特にポルトガルのオフザボールの動きや3人目の動き、トラップのボールの持ち方など、勉強するところが多かったのでは。
ブラジル対リビアも観戦し、空港へバス5時間の移動。
行き帰りのバスでは、フットサルについて真剣に話し合う様子や、人生相談を真野さんにする選手も。刺激的な話をいっぱい聞けたのではないでしょうか。
空港には3時着。6時にチェックインをし空路日本へ。

最後はお世話になった真野さんと軽部さんと集合写真。
また来たい、という声が多数聞かれ、充実したタイ遠征になったのかなと思います。
選抜の遠征も今後継続していきたいと思いますが、チームとしてタイに行くことを今後応援していこうと思います。
タイは大学リーグもありますし、プロチームも若い選手が多いですので
「タイ カレッジフェスタ」をぜひ実現したいと考えています。
いろいろな可能性がある国、タイ。
今回の旅は、大きな刺激を受け、可能性を感じた旅でもありました。
自分も監督として参加していたので、写真をとる時間がなかったので、写真が手に入りましたらまた少し報告をいたします。
とりあえず、ビデオ編集もしなきゃな。