オフサイドの誤審はなぜ起こるか | エフネットスポーツ社長日記

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埼玉を本拠地に活動するフットサル・サッカー関連会社の社長日記です。
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先日NHKで、五感の迷宮 の中で「錯覚」についての特集があり

そこで、オフサイドの誤審はなぜ起こるかというコーナーがありました。


サッカーやっていた人、見ている人必ずと言っていいほど経験ありますよね。

「自分はオフサイドのつもりではないのに、オフサイドを取られた」とか。


その原因の一つとして考えられているのが「フラッシュラグ」という現象ということで

この番組で特集されていました。


フラッシュラグ効果とは、動いているものの方が、静止しているものよりも先に動いて見えるという錯覚で、

網膜に刺激が与えられてから知覚が成立するまでに0.1秒の遅れが生じるために起こるのもので、番組の中では、「少し未来を見せているのでは」というような表現をしていました。


番組の中では、実際にサッカーの映像で紹介されていたのですが

確かに、オフサイドになっている(オフサイドラインより前方にいる)ように見えます。


で、気になったのでいろいろ調べてみたらわかりやすい動画がありました


富山大学メディア工学メディア工学講座からの出典です。

http://www3.u-toyama.ac.jp/tanglab/


下の方の「フラッシュラグ効果に関する研究」というところをクリックしてみてください。


なるほど、確かにそう見えますね。


サッカーのオフサイドの4分の1は誤審であるという報告もあるそうです。


これからは、オフサイドは甘めにとるって感じですかね。


あれはオフサイドだ、いやオフサイドではないっていう議論は実は非常に面白いですよね。

酒の肴にはちょうどいい。


それらが実際こういった錯覚から起こっているとすると、これもサッカーの面白さの一つじゃないですかね。


なので、ビデオ判定には反対。


最近、映像技術が進んで、試合でオフサイドの判定があるとすぐに生成画像が出たりしますよね。

オフサイドラインに線が引っ張っているようなやつ。


たまに、よくこんな際どいの判定できたなってものもあると思います。


その副審は、この人間に必ず起こる錯覚を乗り越えて判定していると考えると

レフリーへのリスペクトが増してしまいますね。


ちなみに、オフサイドの誤審は、前半5分以内と後半5分以内によくおこるという調査結果もあるようです。

動きに目が慣れるまで時間がかかるということですね。