元浦和 都築氏が埼玉県議に出馬
元プロ野球選手が窃盗容疑で逮捕
対照的な二つのニュース。
上記に限らず、元スポーツ選手の不祥事はよく聞かれる事がある。
そのたびに話題になるのが、セカンドキャリアのサポートについて。
スポーツ選手のセカンドキャリアについては、様々な場所で語られるようになり、スポーツ団体側もいろいろな方法で手助けをはじめている。
Jリーグでも、キャリアサポートセンターというのを用意し、Jリーグ在籍中にいろいろな体験に参加できるような事をしたり、OBの相談にのったりしている。
キャリアサポートセンター
先日、twitterで、某有名野球選手が下記のような事をつぶやいていた。契約更改の際に、大幅な給料アップを要求している事にファンから批判があった時の書き込み(記憶に基づいているので、語彙が違ったりしているかもしれません)
「我々は、他の方が勉強したりしているときに野球しかしてこなかった。野球をやめた後の生活が他の方のようにスムーズには行かない。減益のうちに少しでもいい待遇を要求するのは当然だ」
上記のようなことを思っている選手は多いと思うし、社会も「スポーツを取ったら・・・」と思っている節がある。まずはそのような考えを改めていく事が、セカンドキャリアには重要じゃないかなと思う。
一つの競技をつきつめ、プロにまでなった選手。スポーツの中で経験した事は、そのまま社会に生きていく経験だと思う。目標達成に向けてのプロセス、メンバーとの協調、メンバーへの配慮、周囲のサポートへの感謝、挫折したときのメンタルコントロールと切り替えて前を向く姿勢。
これらは、社会人になって必要なスキルですが、すぐに身に付くわけでもないものばかり。
それらがプロスポーツの世界にはたくさん転がっていると思う。
必要なのは、それらを社会生活に置き換えて考えられるかどうか。
選手を辞めたら、また次の人生を考えればいい、私はそう思います。
仕事が変われば環境も変わる、収入も変わる。それに合わせて生活も変わる。
30代で選手を引退したとしても、残り半分の人生が残っている。
そこを切り替えられるかどうかじゃないかなと思う。
高校でて、20歳そこそこで首を切られてしまう選手がいます。
確かに気の毒だし、そういうことがなくなるような努力をすべきだと思う。
でも、そこで人生が終わるわけじゃないから、勉強して大学に行ってもいいだろうし
プロでの経験を活かした仕事を探してもいいと思う。
そんな簡単に仕事が見付からないって言う人もいるかもしれないけど
それは元選手だろうが一般の人だろうが同じ事じゃないでしょうか。
選手のキャリアサポートは、こういった頭の切り替えが出来るようにサポートすること、
現役時代の生活の仕方、金銭管理などを伝えていく事が一番なんじゃないかな。
犯罪を犯すっていうのはまた別次元の話で、こういった切り替えが出来なくて
次の人生に順応できなかった人の末路なのかなと。元選手だから取り上げられるけど
そういうことは世の中いくらでもある事件の一つに過ぎないと思います
それと、Jリーグでは在籍選手に対してコーチライセンスが取得できる講座も設けている。
一般の講習会は2泊とか3泊とかしないといけないのでシーズン中は参加できない。
その代わりオフ中に特別にそういった場を設けている。
Fリーグでもそのような試みがされる予定だと聞いている。
これは非常にいい試みだと思うが、一層の事、希望者じゃなくて選手全員に課したらどうか。
特に高卒、大卒選手は必ず初年度に取得する事を義務付ける。
結局、こういった講座に主体的に参加してくる選手というのは
引退後もしっかり見据える事が出来ているわけだし、そうじゃない選手の方が問題。
ライセンス持ったからって、将来が保証されるわけじゃないけど
引退後の一歩を踏み出すときに、大きな自身と武器になるんじゃないでしょうか。
テレビのコメンテーターや解説で残れるのは一握り。
次の人生、自分の力で切り開いていけるように現役時代から視野を広く
取り組めるといいですね。
学生時代、勉強してこなかったいう、上記のような選手にさせない環境作りも
指導者には必要。もちろん本人の意識も。最低限の基礎知識さえあれば
社会に出てもどうにかなるさ。
ちなみに上記はプロスポーツ選手を対象にしておりますので
必ずしもFリーグ選手には該当しません。
Fリーグの場合はほとんどがアマチュア選手であるにもかかわらず
毎日練習、毎週試合を続けながら生活していかないといけない苦労があります。
このあたりの環境整備はリーグの発展には急務だと思います。
当然関係者も分かっている事だと思いますので
いろいろ知恵を出し合っていければと思います。
相変わらずまとまらない長文で失礼。