夏の甲子園出場を決めた高校の生徒が逮捕されました。
該当高校は、出場は辞退せず出場したい旨を高野連に伝え
高野連も出場を認めたという報道がありました。
私は、それでいいと思います。
もちろん、犯罪行為を行った生徒はしっかりと法に基づいて
処罰を受けるべきですし、学校等が監督責任を問われ、
謝罪されるのは当然のことと思います。
ですが、連帯責任を問うのは間違いだと思います。
チーム全体で何かをしていたとか、組織的にとか、そういう場合は除いてです。
高校野球では、たびたびこのような問題が起こります。
飲酒、タバコ、事件、事故。選手だったり監督だったり。
そのたびに、チーム全体が責任を問われ出場を辞退するということに
何の意味があるのかいつも疑問に思っていました。
よく、高校野球は教育の一環だといいます。
その連帯責任から、チームメイトは何を学び、彼らの人生において
何がプラスになるのか、甚だ疑問です。
これは大人、学校の都合。辞退したことである一定の反省を世間に示し
それ以上責任を問われることから逃れる。高野連も自分達に何か責任が
問われるのを防ぐ。結局のところそんな理由でしょう。
今まで彼らが野球をやり続け、甲子園出場を獲得した努力、過程を
そのような大人の都合で妨げる権利は無いと思います。
ということで、今回の決定には賛成です。
この決定が、今後の流れを変えてくれることを願います。