教団に家庭を破壊された青年が、その教団に親愛のビデオメッセージを送る首相の選挙応援中の警護のすきをつき手製の火縄銃で殺害する事件が、韓国に苦汁を強いた歴史の償いとして韓国に貢ぐことを宗旨とし、反社会的宗教団体でしかも反共団体と認定されながら北朝鮮とは交流をする教団を、安倍自民党保守政権グループが、裏では60年余に渡って互いに親密に交流を図り便宜を与えあい、政治を歪めていたことを炙り出したその気味の悪さに驚く。

平成の30年間、その政権が導いた日本の雇用環境の悪化が労働者の貧困を増幅、全労働者の50%に近い非正規労働者は、海外からの技術実習生という現代日本の奴隷的労働環境で働かされている人々と報酬を競わされている。彼等には労災補償やボーナスもなく景気の調整弁的労働者として扱われ、家庭も築けずその日暮らしを強いられている。昭和時代の一億総中流家庭像は壊滅し、当時世界二位の国民所得も世界順位を24位に後退させてしまった。

しかしこの間に行われた国政選挙では、投票に参加する人は50%前後という半分民主主義だが、相変わらず無思考、あなた任せでこの政党を支持し続ける日本人の民主主義の幼稚さには驚く。イタリアの極右政党が外国人を排斥する理由の一つに、彼らの低い給与がイタリア人の給与をより低くしている、をあげている。日本の極左、極右のどこからもこんな悲鳴は聞こえてこない。代わりにそれを“自己責任”と無自覚な理解の仕方で済ませる幼稚さ。

スウェーデンでは国政選挙があると小学校上級生以上にも学校で模擬選挙をして民主主義の基本を教えている。今回も子供たちの選挙結果は国政選挙の結果と同じ右派の勝利だったそうだ。

遠くから民主主義の三権分立も全く機能しない日本の姿に平気な平成令和の日本人は、どんな思考をする日本人なのだろうかと不安に想う。昭和育ちの自分には彼らを理解できない。