新潟サミット覚書 2022-11-15
ニューヨークの佐藤画伯、シドニーの和食商社宮代社長、新潟の鈴木先生、それとスウェーデンから私の4人が3年ぶりに新潟、弥彦神社ふもとの“岩室温泉ゆもとや”に集まり、広い湯船にゆっくり浸かって体を休め、大広間でおいしい夕食を頂き、夜は四人で広間に床を並べ雑魚寝、宮代社長のカテーサークオンザロックを頂きながら、日本の現状認識について鈴木先生より、各種統計では世界順位を落としているけれど、そんなに不安がることはないのではないか?というご意見が示された。なぜなら経済面では
① 日本のGDPは世界3位の経済大国である。
② 日本の社会インフラの完成度は世界一である。
③ 日本の街の安全は世界一である。
④ 日本の食生活の安全と豊かさとおいしさは世界一である。
⑤ 日本のものつくり産業の技術力は世界一である。
などから統計上、世界順位は実はもっと上位にあると認識されてもいいのではないか。また一部を改善すればさらに上位が確実となるのではないかと。
しかし、日本人の精神的後進性から、改めた方が良いものもあることは事実。社会の各所に見られる差別的で不公平な制度や、民主主義を基盤としているとは言えない政治制度などに代表される、先進国とはいえない制度が平然と放置されてもいる。例えば生活社会面から
① 技能実習生制度や非正規雇用制度など差別的労働制度を温存している。
② 世襲制や不公平な選挙制度で政治が機能不全を起こしているのに改善が進まない。
③ 教育に貧富の差や性差による不公平があるのに放置され改善されていない。
④ 老々介護やヤングケアラーに代表される老人介護が家族の問題と放置されている。
⑤ 少子化と人口減少問題の抜本的改善策を見つけ出せないで放置している。
など早急に手を付け革新的に改革しなければならないこともあるのに国民的運動にならない。
日本の“ガンバル”努力には二種類がある。一つは自らの目標を達成し幸せを得るための“ガンバル”。もう一つはトヨタイズムに代表される様に自社の目標を達成するために、協力相手の生存権を無視するようなコストカット努力を強要請する”ガンバル”。その結果、下請け企業には利益が出ず、その従業員の給与は上がらない。その悪質さは下請けいじめで時には官憲が介入せざるを得ない場合もあるほど。また製品も価格をあげると客が離れることを恐れ、適正利益も出せない価格で売り過当競争で“ガンバル”。東大を出ながら頑張って過労死する人が出る、そんな企業風土は日本人の悪しき精神風土だ。そんな日本と日本人への提言は
① 欧州型の民主主義を基盤とした、民意を正しく表す政治制度を採り入れ政治を正す。
② 公平公正な税制を採り入れ国民生活の向上に税を正しく活用する。
③ 教育、福祉、介護、年金など公正で公平、安心な公的制度を作る。
ガンバレ、日本!