・・・本日2本目のご紹介。過去記事ですが・・笑



1月13日の金曜日に発売された「13日の金曜日」6枚組BOXセット。
米La-La-Landレーベルから限定1500枚で発売されました。
やはり、このシリーズは人気があるのか、レーベルでは既に完売状態です。
これまでサントラとして発売されたのは、「1」~「3」を1枚にまとめたサントラ1枚のみ。
今回6作品が一気にフルスコア(たぶん)で登場したのは、ファンとしては嬉しい限りです。


てことで、今夜は「2」をご紹介。
(「1」は、過去記事をご覧ください)
   ↓
「13日の金曜日」


FRIDAY THE 13TH PART 2
監督: スティーヴ・マイナー
音楽: ハリー・マンフレディーニ
出演: エイミー・スティール、ジョン・フューリー、ベッツィ・パルマー、エイドリアン・キング、カーステン・ベイカー、ステュー・チャーノ
1981年 アメリカ映画


「13金」シリーズで初めてジェイソンが殺人鬼として登場した記念碑的(笑)作品。
でも、本作ではまだトレードマークのホッケーマスクは付けておらず、
穴あきのズタ袋かぶってます。
今回は、冒頭、前作の生存者エイドリアン・キングがいきなりアイスピックで惨殺されるところから始まります。
本作のヒロイン、エイミー・スティールは・・・あんまりパッとしない普通の女の子。
ホラー「エイプリル・フール」でも主演をやってますが、ブレイクすることは無かったなあ。
特殊メイクは、前作のトム・サビーニからカール・フラートンにバトンタッチしています。
そのせいか、趣向を凝らした殺戮シーンなのに、サビーニのようなエグさが無いのはちょっと残念。
案外、あっさりしてます。
ストーリーは、例のクリスタル・レイクで、またまた若者たちが惨殺されていく・・・・という大してどうでもいいお話。
でも、このワンパターンなホラーが「10作」まで作られることになるのですから、
世の中分からないものです。


音楽は、ハリー・マンフレディーニ。
これまで、サントラは「13日の金曜日パート3」として発売されたものの中に
「1」と「2」の曲が一部含まれていた程度でしたが、今回のBOXセットには、
めでたく本作のスコアが17曲43分収録されました。
メインのモチーフは、「1」と同じものを使っています。
「1」で一躍有名になった「Ki-Ki-Ki,Ma-Ma-Ma」のフレーズがここでも大々的に使われています。
メロらしいものはほとんどなく、全体的に現代音楽っぽいテイストを感じます。
劇伴の中で、スコアの中にラジオから流れるロック・ミュージックを所々コラージュさせるへんてこな曲があります。
これって、フィルムで使用されたそのまんまの音源なんでしょうか。
よく分かりません。
今回、スコアをじっくり聴いてみて思ったのですが、
この人はソリッドでカミソリのような切れ味のストリングスがほんとすごいですね。
「サイコ」のバーナード・ハーマンっぽいところもあったりして。

なお、今回発売されたBOXセットですが、
6枚組もあるボリュームのホラー・スコアなので、
ショッキングな音やブキミな音ばかりで聴いてて飽きるかもなあと心配していたのですが、
意外とこれが最後まで聴ける内容でした。



・・と、ここまでが過去記事。
その後、13金のボックスセットはバラ売りされることになり、パート2とパート3をセットにした2枚組が発売されました。