期間限定!メロキュン・リターンズ☆蓮誕&VDお祭り会場で開催中の
メロキュンプレゼンツ!!
お題《ハッピー♡プレゼント!!》
に、魔人めも参戦。
続き募集のコラボリク罠のひとつをリク罠リストから削除して、
書いていくことにしました!
(蓮誕あ~んど、VDあ~んど、魔人ブログ開設2ヶ月で作った古いモノ)
まずは、既にアップ済みのプロローグと第1話を先に再アップです。
参加者の先頭に立って、非常口に向かって猛ダッシュしまーす!!←
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
消えないモノ プロローグ / 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7 / 8 / 9 / 10
消えないモノー11ー
ここまで来て隠しても意味がないと腹を括った蓮は、本人には気付いてもらえてなくても駄々漏れだったその気持ちを、親しい者以外の人間の前では初めて口に出して認めた。
その場にいる人間すべてに、自分の気持ちをちゃんと伝えたかったから。
でも、一番伝えたい人間にはそれが届かない。
「違います!誤解なんです、迷惑な筈なんです!」
鋭い叫び声が、蓮の告白とも言えるものを否定する。
「敦賀さん、こんなに沢山の人の前でそんな嘘つかないでください!告白は本当に好きな人にしてください!告白のリハーサルのおつもりでも、私を練習相手にするのはもうやめてください!」
「嘘な訳がない!俺が好きなのは最上……キョーコちゃんだ!こんな場所じゃなく、ちゃんと準備して、俺の誕生日に告白するつもりだった」
「……もういいです……」
「良くない!」
「……嘘はいけないな、敦賀君」
「え?」
「へ?」「ん?」「?」
急に声色を変えた京子に、蓮だけではなく周囲も驚く。
「敦賀君が明日の誕生日に告白するつもりでいることは知ってるよ。君自身に聞いたしね!」
告白することを本人に聞いたとは面妖な!と、周囲の人間は混乱したが、蓮のそれは混乱どころではなかった。
「え?き、君……は……え?鶏君?だって……まさか……」
「誕生日ディナーでの告白作戦は誰にも知られたくなかったんじゃないのかい?知られてもいいなら、最初からホテルに予約でもしたらヨカッタじゃないか!後輩とは言え女に料理の依頼をするのは、好きな女性に失礼だよ。本当に秘密を守りたいなら、社長に頼んで口が堅い料理人を派遣してもらえばいいじゃないか!まあ、あの人に知られて、からかわれるのが嫌だったんだろうけどさ」
「君……え?最上さんが?」
蓮にはまだ、どうして急にキョーコの声があの鶏の物になったのかわからない。
もしも本当にキョーコがあの鶏だったんだすれば、これまで何年も相談していたことが本人に筒抜けだったことになる筈である。
それは蓮にとっては恥ずかしすぎる事実である。
そして、なのに何故?と、思う。
───これまで相当いろいろなことを相談してきたよな?最上さんのことだって……わかりそうなことも一杯口に出してきた筈だし。彼、いや最上さんは、何故自分じゃないなんて思うんだ?
「告白が成功するといいね!じゃ、僕はこれで失敬するよ。もう鶏の僕とは会わないと思うけど……彼女とお幸せにね!」
「も、最上さん?」
「…………………………敦賀さんには聞いてしまった話の内容からして、坊が私だとは明かせませんでした。遅くなりましたが、今お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした!」
深く下げた頭を上げ、部屋を出て行こうとしたキョーコを蓮は必死に呼び止めた。
「行かないで!誤解だ!俺の好きなのは本当に君なんだ!俺は君、最上キョーコが好きなんだ!!」
12話に続く
あと少しーーー!?
枯れ枯れです。栄養くださーい。補給コメントお待ちしてます。
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出来ましたらコメントも是非!
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その場にいる人間すべてに、自分の気持ちをちゃんと伝えたかったから。
でも、一番伝えたい人間にはそれが届かない。
「違います!誤解なんです、迷惑な筈なんです!」
鋭い叫び声が、蓮の告白とも言えるものを否定する。
「敦賀さん、こんなに沢山の人の前でそんな嘘つかないでください!告白は本当に好きな人にしてください!告白のリハーサルのおつもりでも、私を練習相手にするのはもうやめてください!」
「嘘な訳がない!俺が好きなのは最上……キョーコちゃんだ!こんな場所じゃなく、ちゃんと準備して、俺の誕生日に告白するつもりだった」
「……もういいです……」
「良くない!」
「……嘘はいけないな、敦賀君」
「え?」
「へ?」「ん?」「?」
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「敦賀君が明日の誕生日に告白するつもりでいることは知ってるよ。君自身に聞いたしね!」
告白することを本人に聞いたとは面妖な!と、周囲の人間は混乱したが、蓮のそれは混乱どころではなかった。
「え?き、君……は……え?鶏君?だって……まさか……」
「誕生日ディナーでの告白作戦は誰にも知られたくなかったんじゃないのかい?知られてもいいなら、最初からホテルに予約でもしたらヨカッタじゃないか!後輩とは言え女に料理の依頼をするのは、好きな女性に失礼だよ。本当に秘密を守りたいなら、社長に頼んで口が堅い料理人を派遣してもらえばいいじゃないか!まあ、あの人に知られて、からかわれるのが嫌だったんだろうけどさ」
「君……え?最上さんが?」
蓮にはまだ、どうして急にキョーコの声があの鶏の物になったのかわからない。
もしも本当にキョーコがあの鶏だったんだすれば、これまで何年も相談していたことが本人に筒抜けだったことになる筈である。
それは蓮にとっては恥ずかしすぎる事実である。
そして、なのに何故?と、思う。
───これまで相当いろいろなことを相談してきたよな?最上さんのことだって……わかりそうなことも一杯口に出してきた筈だし。彼、いや最上さんは、何故自分じゃないなんて思うんだ?
「告白が成功するといいね!じゃ、僕はこれで失敬するよ。もう鶏の僕とは会わないと思うけど……彼女とお幸せにね!」
「も、最上さん?」
「…………………………敦賀さんには聞いてしまった話の内容からして、坊が私だとは明かせませんでした。遅くなりましたが、今お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした!」
深く下げた頭を上げ、部屋を出て行こうとしたキョーコを蓮は必死に呼び止めた。
「行かないで!誤解だ!俺の好きなのは本当に君なんだ!俺は君、最上キョーコが好きなんだ!!」
12話に続く
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