期間限定!メロキュン・リターンズ☆蓮誕&VDお祭り会場で開催中の

メロキュンプレゼンツ!! 
お題《ハッピー♡プレゼント!!》


に、魔人めも参戦。

続き募集のコラボリク罠のひとつをリク罠リストから削除して、

書いていくことにしました!

(蓮誕あ~んど、VDあ~んど、魔人ブログ開設2ヶ月で作った古いモノ)

まずは、既にアップ済みのプロローグと第1話を先に再アップです。

参加者の先頭に立って、非常口に向かって猛ダッシュしまーす!!←


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

消えないモノ プロローグ / 1 / 2 / 3

消えないモノー4ー

いつものように社さんに背中を押してもらって、最上さんにメールを送った。

2/10はたまたま都合が悪かっただけかもしれないし。

今日なら…大丈夫。

そう自分に言聞かせながら。

─────────────

最上さん、誕生日プレゼントを有難う。
いつも俺の身体のことを気遣ってもらっ
て、感謝してます。チョコレートも有難
う、嬉しかったよ。最上さんにはメール
じゃなく御礼を伝えたいのでこれ読んだ
ら都合のいい時間に電話してくれる?連
絡待ってます。蓮より。


─────────────


でも、何時間待っても、電話は来ない。

焦れた俺は社さんに頼んで最上さんのスケジュールを調べてもらった。

有能なマネージャーのお陰で、悶々とするだけの待ち時間を終えることができた俺は今、行動に出ている。

メールの返事がこない理由は、長時間拘束のバラエティ番組収録のせいで、避けられてる訳じゃなかった…。そう…信じて。

……俺は最上さんの仕事場まで迎えに行くことを決めた。

メールでもそう伝えた。

気遣い屋の最上さんからは「いつもお世話になっている御礼ですし、後輩にそんなお気遣いは無用です。礼など先程のメールで十分です。有難うございました。」なんていう返事が来てたけど、それは無視した。

だってそうだろう?それを受け入れたら会う口実がなくなってしまうんだから。



そして、やっと最上さんに会えた。

後ろ姿を見つけたときには、大声で名前を呼びたい気分になったけど、なんとか堪えて距離を詰める。

周囲に男が沢山いるのが気に喰わないけれど、口説かれてる雰囲気ではない。

最上さんのことだから、きっと今日の共演者に挨拶しているだけだろう。

───とにかく最上さんをあの場から連れ出さないと!理由なんて、事務所の用事でも何でもいい。早く家に連れ帰って……いや、外食でもいいか……ああ!彼女の好きそうな店を探しておけばヨカッタな。

そんなことを考えながら、駆け出したいのを我慢して、不自然に思われないスピードで歩く。

───もう少し近づいたら、声をかけよう。敦賀蓮らしく微笑みながら、周囲の人間に挨拶しよう。

最上さんを連れ帰る為に、約束もしてない現場に来るぐらいいつものことだ。←おいっ!

こんなことには慣れっこな筈なのに、今日はやけに緊張する。

最上さん相手にここ数年の間に何回、いや何十回?いやもっと?繰り返していることなのに。← 超絶に忙しいくせに、100回を超えてます。

五月蝿いと思える程大きな音を立てている自分の心臓に向かって落ち着けと命じる。

───さあ、微笑め。そして、自然な感じであの集団に突っ込め。

目前に迫った集団の中に、女性が混ざり、お店がどうとか言っているのが聞こえた。

「お、京子ちゃんも行けるの?ヤッター!」

───いや、君達先輩に挨拶してるだけで、最上さんは行かないでしょ。

彼女は俺の言いつけを守り、なるべく食事会や飲み会には行かない様にしている。女子会というものには女の子同士の付き合いのこともあり、たまに(嬉々として)参加しているみたいだけど。

何にしろ、今日今からの食事会になど、彼女は行かない筈だ。

───先輩相手だし、女性もいる。断るのに苦労してたら助けてあげないと!

「今日このあと予定あるなら仕方が無いけど、どう?行けそう?」

彼女の目の前に立っていた男がしつこく(←蓮さん判断)誘うのを見て、俺は歩くスピードを上げた。

周囲の人間は俺に気付いてビックリしてる。

けど、俺は最上さんの返事にビックリしてしまった。

「だ、大丈夫です。これで仕事も終わりなので行け「悪いけど行けない!」え?」

───行かせない!!

必死だった。

彼女の意思など無視して、集団の中に、身体と声を割り込ませた。

勿論最上さんの身体を押さえるのも忘れない。

「悪いけど、もが…京子は俺と先約があるんです。ね?京子ちゃん」

抱きしめる訳には行かないから、肩をしっかり掴んで、彼女の身体に体重を少しかけながら、もう一度しっかり断りの台詞を口にする。

爽やかな笑顔で。

敦賀蓮らしく。

勝手に共演者達からの誘いを断るなんて酷いかもしれないけど、きっと彼女は参加したくてする訳じゃないから平気だ。

そう思っていた。

なのに!

「え?行けるってさっき言いかけてたよね?…京子ちゃん、敦賀君と約束してたの?」

「い、いえ…そんな約束してな…」

最上さんは、目の前の男に縋るような瞳を向け、俺の言葉を否定した。

───迷惑なのはこいつ等じゃなくて、俺なのか?

そう思った瞬間、微笑みをのせていた顔から敦賀蓮の仮面が滑り落ちた。

最上さんの肩に置いていた手を腰に回し、背後から全身を抱き込む様にして周囲を威嚇する。

周囲の人間の表情が驚きのものへと変わったが、もう敦賀蓮のイメージなんてどうでもいい。

───最上さんは誰にも渡さない!!


5に続く

蓮サイドです。

お話はちっとも進んでいません。(TωT) 

呪いのせいかしら?(ノ´▽`)ノ ⌒(呪)

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