宮崎県で口蹄疫が猛威をふるっていますね。

新聞やニュースのトップに連日あがっています。


最新の記事では,
「発生地から半径10キロ圏内に設定されている「移動制限区域」内のすべての牛や豚にワクチンを接種してウイルスの拡散を抑えた上で殺処分するなどの対策を決めた。 今回の対策で新たに殺処分の対象になるのは牛約5万頭,豚約15万5千頭の計約20万5千頭。処分対象は18日までの分と合わせて計約32万3千頭となる。」(5月20日3時2分配信 産経新聞)


だとか。


殺処分32万。しかたがないとはいえ,恐ろしい数ですね。



 現地では,被害の拡大を防ぐために,移動制限区域を出る一般車両を含めた消毒が徹底されています。ニュースなどでも映像でみますよね。

(ちなみに,我々のようなPCOもあの消毒作業に協力しているんですよ。)



 さらに専門家から「ウイルスの拡散防止のため,ネズミやハエ,野生動物にも注意が必要」と指摘されています。実際に,対策を講じた地域もあります。
「都城市は,ネズミが口蹄疫ウイルスまん延の媒体になる可能性もあるとして市内の牛,豚の飼養農家約2600戸に駆除用の殺そ剤を配布している。市畜産課によると,駆除剤は1戸当たり100グラムでネズミが出入りする場所などに置くよう指導。」(宮崎日日新聞)と記載されていました。




今回の口蹄疫の感染経路はわかっていませんが,ネズミなどが媒介者になることは十分に考えられます。


ネズミはいろいろなものを運んできます。特にわれわれの生活環境内に入り込んでくるイエネズミ(クマネズミやドブネズミ・ハツカネズミなど)は要注意です。

(下写真は飲食店で捕獲されたクマネズミ)



調査日記-クマネズミ


自宅でダニやノミが大量発生し,その原因がネズミであることもよくあります
また,病原体そのものや病原体を媒介するベクターを運んできたりします


時にはその病気がヒトに対して猛威をふるうことがあります。代表例はペスト
14世紀のヨーロッパで大流行した時には全人口の三割が命を落としたといわれています。


そのほかにも,サルモネラ菌やレプトスピラ菌などを運ぶことがあります。


このように書くとネズミなんかいなくていいと思われそうですが,ネズミそのものは生態系をささえる一つの種として必要です。でも,その生息場所が問題です。

ヒトや社会に影響が無い場所でいてもらいたいですね。



あなたの側に,ネズミ(イエネズミのこと)はいませんか?ネズミぐらい・・・と思っていませんか?放置しておくとネズミによる被害で大きな痛手をくらうことがありますよ。

ネズミの被害がある場合は,早急に駆除・防除しておくことをお勧めします。



株式会社エスケーシステム では,ネズミの駆除・防除も実施しております。