警察「男性の髪の毛なんだけどね、一つはあなたの旦那さんの。もう一つがわからないんだ。」
私「そうなんですか・・・。」
警察「一緒にいたよね?」
私「U子を迎えに来たんです。」
警察「どうして?」
私「私がしつこくやめろっていうのが気に入らなかったみたいで・・・自分で電話していました。」
警察「そう・・・。U子さんが覚せい剤をやってたのは前からしってたのかな?」
私「・・・・・・・・・・・。」
あ、Bが歩いてきた。
警察もBを見る。
Bがニコっと笑うと警察もニコっと笑った。
何?この人たち・・・。
B「ご苦労様です。」
警察「いえいえ。」
B「ソース、この人、昔から良くしてもらってるんだ。丸さん。」
警察「どうも。」
私「し・・・知り合いなの?」
B「ああ。」
B「俺のおかげで出世したんだもんな♪」
丸「失礼なことを言うな。」
丸「B、この子は一つも嘘はつかなかったぞ。しかも顔に出るから分かりやすい。」
B「ああ、可愛いだろ?うちの嫁さん♪」
丸「ソースちゃん、有難う。もういいよ。」
B「ソース、行くぞ。」
私「どういうこと・・?」
B「警察はあんなもんだ。」
B「俺らは本当のことを話せばいいだけだ。」
私「・・・・・・・・・・・・・・・。」
私「U子・・・・。脳が・・・駄目なんだって・・・・。」
私「お母さん・・・泣いてた。」
B「それで?お前が責任感じてるのか?」
B「お前は悪くない。元をたどれば俺が一番悪い、それから・・・警察に通報したU子ちゃん自身ってとこ。」
B「そしてお前はその悪の吹き溜まりの嫁♪」
私「嫁嫁って言わないでよ!!まだ結婚してないじゃん!!」
B「もらってきたよ、婚姻届。」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
家に着くと、Bはご機嫌で、婚姻届を書いて、私に差し出した。
私「こんな時に、書く気になれないよ・・・。」
B「いいじゃん、書くぐらい出きるだろ?」
私「・・・・・・・わかったよ。」
私「なにこれ・・・・書き方が全然わからないんだけど・・・・。住民票って・・・・私実家のままだよ・・・本籍とかも・・・。」
私「証人・・・?誰これ。」
B「黙って書けよ~。」
コレを書いたら・・・夫婦・・・。紙切れ一枚なのに・・・やっぱり・・・書けないよ・・・U子・・・・
B「ソースは弱いなぁ・・・根性あるくせに。いいよ、今度で。」
私「ごめん・・・。」
B「今日は仕事どうする?」
私「行く。」
B「はいよ。」
店でも結婚の噂は広まっていた・・・。なんと言ってもB本人が指輪をつけてニヤニヤしてるもんだから、どうしようもない。
いちろー「ソースちゃん、耳どうしたの?」
私「え?ああ、色々ありまして・・・。」
いちろー「あのあと・・・?」
私「いや、まぁどってことないです!気にしないで下さい。」
いちろー「つーか髪型・・・・」
私「え?あ!忘れてた!」
そういえばU子に切られてそのままだった・・・・・。
すっかり忘れてた。
なんか結んでも落ちてくるなぁと思ったら・・・・。
更衣室で改めて確認すると、けっこう切れてる。これは短くするしかないか・・・。
B「ソース?どうした?」
私「え?あ、なんでもない!」
私「ちょっと!開けないでよ!一応更衣室なんだから!」
B「うるせーなぁ、あ、髪の毛気にしてたのか。明日一緒に切りに行こう♪な?」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
やっぱり仕事はいいな・・・全て忘れられる・・・・・U子のことも・・・・
次の日は早くに起こされた。
美容院に行くから早く起きろと。
着いた場所は・・・またあのエステ。
私「ちょっと!怪我だってしてるのに無理にきまってるじゃん!それに傷跡だらけなのに!!!やだ!!!」
私「髪の毛切るだけでいいんだって!!!」
B「まぁそういうな。旨い具合にやってくれるから、ゆっくりしてこい。」
Bは私を車からつきとばし、そそくさとどこかへ行ってしまった・・・・。
私「やだな・・・・。」
店員「いらっしゃいませ・・・・。」
いつも笑顔の綺麗なおねえさんが、すこしひきつって見えた・・・・。