chole/cystは胆嚢。
chole/angi(o-)は胆管。
※「o」は接続母音。付けたまま覚えた方が馴染みやすいので、このブログでは基本的に付けて書きます。
以前、angio-は「血管」と書きましたが、そもそも「管」全般の意味があるらしく、cholangio-で「胆管」になります。
cholangiocarcinomaで「胆管癌」となります。(chol/angio/carcinoma)
胆管癌は、肝内胆管か肝外胆管かで分類が変わります。
肝内胆管に生じたものは「肝癌」に含められます。
予後不良。スクーリングでは、5年生存率10%と教わりました。
川島なお美さんがこれで亡くなられ、注目された病名ですが、胆管癌として捉えると間違いの元。
いわゆる「胆管癌」は「肝外胆管癌」のことを指しますので、別物と考えるべきです。
ERCP=endoscopic retrograde cholangiopancreatography
endoscopy=内視鏡(endo=「内部の」)
retrograde=逆行する(retro=「逆に」 ファーター乳頭部……すなわち出口側から逆向きに見るということ)
chol/angio/pancreato/graphy→「胆」「管」「膵(管)」「描出」
というわけで、「内視鏡的逆行性胆管膵管造影」となります。
「造影」はどこから来たのか?
そもそも造影剤を使わなければ写らないので、言わずとも分かれということでしょうか(^ω^;)