医学用語:胆管(cholangio-) | 診療情報管理士通信教育第85期生@福岡のブログ

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2014年7月入講生です。HIM通教生の皆さん、一緒に頑張りましょう!→2017年第10回認定試験合格。DPCコース第9期・腫瘍学分類コース第6期認定。
各記事は受講当時のものです。現在は他の資格にもチャレンジ中(詳細はプロフィールにて)

テーマ:
 chole/cystは胆嚢。
 chole/angi(o-)は胆管。
 ※「o」は接続母音。付けたまま覚えた方が馴染みやすいので、このブログでは基本的に付けて書きます。

 以前、angio-は「血管」と書きましたが、そもそも「管」全般の意味があるらしく、cholangio-で「胆管」になります。
 cholangiocarcinomaで「胆管癌」となります。(chol/angio/carcinoma)

 胆管癌は、肝内胆管か肝外胆管かで分類が変わります。
 肝内胆管に生じたものは「肝癌」に含められます。
 予後不良。スクーリングでは、5年生存率10%と教わりました。
 川島なお美さんがこれで亡くなられ、注目された病名ですが、胆管癌として捉えると間違いの元。
 いわゆる「胆管癌」は「肝外胆管癌」のことを指しますので、別物と考えるべきです。


 ERCPendoscopic retrograde cholangiopancreatography

 endoscopy内視鏡(endo=「内部の」)
 retrograde=逆行する(retro=「逆に」 ファーター乳頭部……すなわち出口側から逆向きに見るということ)
 chol/angio/pancreato/graphy→「胆」「管」「膵(管)」「描出」

 というわけで、「内視鏡的逆行性胆管膵管造影」となります。

 「造影」はどこから来たのか?
 そもそも造影剤を使わなければ写らないので、言わずとも分かれということでしょうか(^ω^;)
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