2024年2月2日13時18分
【MBSNEWS2024年2月1日】れいわ新選組の大石晃子衆院議員のインタビュー記事によって名誉を毀損されたとして、元大阪府知事の橋下徹氏が損害賠償を求めていた裁判。大阪地裁は1月31日、橋下氏の訴えを全面的に退ける判決を言い渡しました。
橋下徹氏「不服があるので控訴します」
2/1(木) 11:57
「れいわ大石議員に対する名誉毀損訴訟の判決について」と題した長文の声明の中で、
橋下氏は「僕が知事・市長時代、メディアに対して攻撃的だったと論評されるのは仕方がありません」とした上で「ただし本件訴訟において僕が一番問題視していたのは、
大石議員の「新聞社に対しても『あの記者どうにかせぇ』『あの記者やったら、おたくは外す』と。その代わり、『言うこと聞くんやったら、特別の取材をさせてやる』とか。それはやっちゃだめでしょということまで平気でやっていた」という発言です。
判決は大石氏のこの発言も意見・論評の範囲内だと判断しましたが、この点は現在メディア出演を仕事としている僕の立場からすると認めるわけにはいきません」などとつづった。
「政治家時代、メディアと激しくぶつかることは多々ありましたが、このような裏取引のようなことをしたこと一切ありません。この大石氏の発言をそのままにしておくと、当時のメディアが僕と裏取引をやっていたとの誤解を生み、メディア側も不名誉なことだと思います」「判決は僕がメディアと裏取引した事実そのものは認定せず、僕のメディアへの攻撃的な対応全般から大石氏のこの発言も論評の範囲内だと結論付けましたが、以上のように不服がありますので控訴します」などと、控訴の理由についても記した。
橋下徹@hashimoto_lo
(れいわ大石議員に対する名誉毀損訴訟の判決について)
●僕が知事・市長時代、メディアに対して攻撃的だったと論評されるのは仕方がありません。
●ただし本件訴訟において僕が一番問題視していたのは、大石議員の「新聞社に対しても『あの記者どうにかせぇ』『あの記者やったら、おたくは外す』と。その代わり、『言うこと聞くんやったら、特別の取材をさせてやる』とか。それはやっちゃだめでしょということまで平気でやっていた」という発言です。 判決は大石氏のこの発言も意見・論評の範囲内だと判断しましたが、この点は現在メディア出演を仕事としている僕の立場からすると認めるわけにはいきません。 政治家時代、メディアと激しくぶつかることは多々ありましたが、このような裏取引のようなことをしたこと一切ありません。 この大石氏の発言をそのままにしておくと、当時のメディアが僕と裏取引をやっていたとの誤解を生み、メディア側も不名誉なことだと思います。 判決は僕がメディアと裏取引した事実そのものは認定せず、僕のメディアへの攻撃的な対応全般から大石氏のこの発言も論評の範囲内だと結論付けましたが、以上のように不服がありますので控訴します。
●なお判決の小括では大石氏の発言について「適切といえるかという点は置くとしても」と評しています。つまり論評の範囲内として民事上の違法性はないとしても、適切かどうかには疑念があるということです。 現在、自民党国会議員たちの政治とカネの問題で国民は政治不信の絶頂に達しています。その怒りのポイントの一つに「違法性がないからといってそれですべて許されるの?」という点があると思います。 大石氏の今回の判決後の態度はまさにそれです。 民事上の違法性がないと判断されたからといって、今回の発言に全く問題がないという態度。 およそ国会議員として許されるものではない態度だと思います。 良識ある国会議員であればこの判決を読めば「違法性はなかったが、今後適切かどうかに疑念が持たれるような発言は控えていく」という態度になるはずです。 「まがりなりにも国会議員なんだから、違法でなければ何を言ってもいいということではなく、不適切なことは止めてくれ」ということを、一有権者として大石議員に強く求め、反省を促すためにも控訴します。
2024年2月1日 橋下徹
【橋下氏が控訴の意向】れいわ大石議員と日刊ゲンダイを訴えた裁判 一審は敗訴
2/1(木) 15:12
インタビュー記事の発言で名誉を毀損されたとして、元大阪府知事の橋下徹さんがれいわ新選組の大石晃子衆院議員らに損害賠償を求め、一審で敗訴した裁判で、橋下さんがSNSで控訴する意向を示しました。
■「アメと鞭でマスコミをDVして服従させていた」などと発言
訴えによると、大石議員は2021年12月、「日刊ゲンダイ」のインタビュー記事で「橋下元知事は、気に入らない記者は袋叩きにする」「アメと鞭でマスコミをDVして服従させていた」などと発言しました。
■大石議員と日刊ゲンダイ側に300万円の損害賠償を求める
これについて橋下さんは「名誉を棄損し社会的評価を著しく低下させた」として、大石議員と日刊ゲンダイ側に対し、(発行する株式会社日刊現代)300万円の損害賠償を求めていました。■大阪地裁は橋下さんの訴えを退ける判決
1月31日、大阪地裁は「意に沿わない報道をしたメディアなどに取材を受けない可能性などを示唆し、謝罪があった場合には対応を改めている」としたうえで、大石議員の発言について「重要な部分が真実である」と指摘。 「不法行為は成立しない」として、橋下さんの訴えを退ける判決を言い渡していました。■SNSで控訴する意向示す
橋下さんは2月1日SNSのXに「政治家時代、メディアと激しくぶつかることは多々ありましたが、裏取引のようなことをしたこと一切ありません」と投稿。 そのうえで「不服がありますので控訴します」と控訴する意向を示しました。
2/1(木) 13:03
2024/1/31 14:57
橋下徹の敗訴後のコメントがおもろすぎる
2024年1月31日