本作のディズニー・ヴィランズに当たるが、猫たちを殺すのをためらうなどどこか憎めない。作中ではオマリー達、猫だけでなく犬のナポレオン・ラファイエットやオートクール弁護士などにもひどい目に合わせられるなど、ヴィランズの中では情けないキャラクターである。
ジョルジュ・オートクール(Georges Hautecourt)
弁護士である老人。古くからのボンファミーユ夫人のファンでもある。夫人に頼まれ、遺言状を作成する。エドガーの本性に薄々感づいていたようだが、夫人にはあえて話さなかった。
牛乳配達(French Milkman)
物語の最初で『おしゃれキャット』の歌を歌いながら牛乳を配達している。
ネコエステラ・ミラーは、ファッションの才能を持つ奇想的な半黒半白の髪を持つ子供だった。優しい母とファッションが大好きな反面、物事に白黒つけたい性分があり母親のキャサリンからは「クルエラ(残酷・残忍)にはならないように」と教育されていた。学校では髪色やファッションなどの見た目を弄られ同級生と喧嘩になったりと素行が悪く教師たちから目を付けられ、とうとう退学させられてしまう。キャサリンは娘を連れ出し、ロンドンに引っ越すことを計画する。途中、大きな屋敷に住む、フォン・ヘルマン男爵夫人が主催するパーティーに立ち寄り、資金援助を求めた。車で待っているよう母親から命じられていたエステラだったが、ファッションへの好奇心から車を降り、パーティー会場に潜入するも見つかってしまい、パーティー会場を騒然とさせる。すんでのところで外に出られたエステラだったが、資金援助を頼む母親の姿を見ることになる。しかし、会場からエステラを追ってきた男爵夫人の凶暴なダルメシアンたちによって母親が崖から突き落とされるのを目撃してしまう。孤児になったエステラは無我夢中でロンドンに向かい、ジャスパーとホーレスという 2人の浮浪児と仲良くなる。浮浪児達と行動する際、目立たない様にエステラは髪を赤く染める。
10年後、エステラはジャスパーとホーレスと一緒に泥棒として生計を立て、変装時の衣装を制作することでファッションスキルを磨いていく。彼女の誕生日に、ジャスパーとホーレスはエステラが憧れていたリバティ百貨店での仕事をプレゼントする