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夜を迎え、2人が城に潜入すると、城内ではファーガス王と3人の領主達が誰をメリダの夫にするか争っており、同盟は崩壊寸前に陥っている。メリダは彼らの前に出て注目を集めると、母が自室へ向かう時間を稼ぐために古代王国の昔話を始めた。メリダの話は次第にダンブロッホ王国が誕生した経緯に移り、絆の尊さと大切さを自他共に確認するに至る。成長したメリダの姿に心打たれたエリノア王妃は、考えが改まったことをジェスチャーでメリダに伝えると、伝統よりも自分の心に従って生き方を決めることが大事だと、メリダを通してその場にいる全員に語りかけた。

皆が円満解決を祝う宴に向かった隙をついて2人はエリノア王妃の自室に入ると、またしてもエリノア王妃の意識が熊になってしまっただけでなく、そこにファーガス王までやってきて戦いだしてしまう。程なくしてエリノア王妃の意識は戻るが、戦いの中でメリダを傷付けてしまったことに動揺し、部屋から駆け出していく。城の人間を総動員してエリノア王妃が追いたてられる中、部屋に閉じ込められたメリダは三つ子の協力で脱出に成功すると、彼らと共にアンガスに跨ってタペストリーを修復しながら母の元へと駆けつける。ストーンサークルで捕獲されていたエリノア王妃は間一髪のところで助かるが、そこにメリダを追ってきたモルデューが現れる。メリダの危機にエリノア王妃は捕縛を力ずくで解き、モルデューに立ち向かっていく。戦いの末、モルデューは直立巨石に潰されて息絶え、彼の魂はメリダとエリノア王妃に頭を下げると「鬼火」となって去っていく。

日の出が迫る中、メリダは母の体に修復したタペストリーを掛けるが、彼女が元に戻る様子はない。しかし、メリダが涙を流して母を抱きしめていると、朝日に照らされた母の体は人間に戻っていた。

登場人物
ダンブロッホ王国
メリダ王女
ピクサー史上初の女性主人公。また、ピクサー史上初のディズニープリンセスでもある。
ダンブロッホ王国の自由を愛するお転婆な王女。乗馬が得意で弓の名手。一人称は「私」。