解釈変革。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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同じ事を言ったりしたりしても、今と昔で解釈のされ方が違う…という言い方だったり行動だったりって、かなり沢山あると思います。例えば昔は「肌色のクレヨンを使って…」と言えば薄いオレンジ色っぽい、アジア系の方々の皮膚みたいな色が浮かんできましたが、今「肌色」と発しても、「肌の色?それ多種類存在しない?何色のこと?」とあちらこちらから疑問を抱かれたりするでしょう。そりゃそうだ、と我が国も納得したようで、かつて肌色と呼ばれていたあの色は、今は「ペール(pale➡薄い)オレンジ」と表現されることが多いようです。


下駄箱、下駄入れは「下駄はもう普段はかないよね。何で下駄箱?」となりますし。靴箱や靴入れ、シューズボックスと言われた方がピンとくるようになったような気がします。それでも下駄箱は私が学生時代を過ごしていた時も、靴箱より「靴を入れる場所の名前」として使われていました。もちろん下駄ではなくローファーをはいて登下校し、上履きで学内を歩いていましたが。 


個人的にここ数年で大きな「解釈チェンジブレイク」が生じたなと感じることは、アルコールに対するイメージかなぁと考えます。ちょっと前までは「アルコールで消毒しながら掃除した。掃除用具もアルコール消毒してる」と言うと「アルコール使って?かなりきれい好きなんだね」とか、「徹底的!ちょっと潔癖はいってる?」なんて驚かれたこともありました。昔からアルコールを使いながら掃除をしていた母に影響を受けた(潔癖ではないですが、母は保育士という職業柄か、園児のために几帳面に消毒をするタイプでして)せいか、アルコールの入ったスプレーやらしみ込んだウェットティッシュやらを使い慣れていまして…新型感染症蔓延防止策としてのアルコール常用モードにもあまり抵抗はありませんでしたから。


今「アルコール使って掃除した」と誰かに伝えても「ちゃんと消毒するって大事だよね。何か安心するよ」とか、「キチンとしてるね。しっかりウィルス対策してるんだー。」等の賞賛にも似たようなコメントが返ってきがち。決してポジティブな変革ではありませんが、意識が変わったことで新型感染症の犠牲になる可能性が低くなったのは確かですよね。