どうすりゃよかったんだ。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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恋人に「仕事と私、どっちが大事なの?!」「私とあの子、どっちが好きなの?!」「趣味と私、どっちをとるの?!」等々、「私か○○か」の選択を迫られて言われた相手が困惑する…というシチュエーションをマンガやアニメ、映画などで見たことがある方々は多いのではないでしょうか。選べと言われ、仕事を取ってお別れしてしまう、その時は恋人を選んでみたが後々またケンカになってしまう、悪びれず趣味に走り愛想を尽かされる…後々の展開もあまりハッピーなパターンは少ないような気がします。作品の中にはまれに、取り乱す恋人の肩を抱いて「どっちもだよ。キミは大切なひと。だからこそ、今の僕の心を分かってくれないかな」なんて優しく囁いてからのハリウッド式熱い口づけ…的なロマンチックムードに持って解決に持っていくような「やり手さん」も存在しないわけではないでしょうが、なかなかそう上手く納得してくれないものですよね。創作世界でも現実世界でも。身近な人ほど説得って困難、といつも思います。
昔々、男子学生になって学内の女子達と仲良くなり、本命を決める的なシミュレーションゲームに興じたことがあります。一緒に帰宅したり学園祭の係を共にしたり、たまにはデートみたいなおでかけもして…様々なタイプの女生徒たちと親睦を深めていくのです。可愛い女生徒達にデレッとしながらゲームをしていましたよ。しかしその平和な楽園みたいな世界に突如暗雲が…ある時たまたま女生徒2人から同時に並々ならぬ好意を寄せられ、しかも2人が仲良し&幼なじみだったという複雑なストーリーに巻き込まれてしまったんです。言われました「どっちが好きなの?」って。ゲームのシステム上2人のうち1人を選び、エンディングを迎えましたが…選ばなかった方の女生徒が涙を流す(それでも無理をして笑って立ち去る)シーンを目の当たりにして、ゲームとはいえ自分は何て残酷なことを!と落ち込んだっけなぁ…。