サービスして、サービスされた。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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就寝中に洗濯機を使うことがあります。夜のうちに洗ってもらい、乾燥もお頼みすることもあれば、衣類によっては目覚めたら干すことも。夜中でもぐるんぐるんと稼働してくれる我が家の洗濯機を見ていると「残業すまんね」という気持ちが起きますね。残業というより、夜勤でしょうか。私の中では「深夜まで残業している」感がしっくりくるのですが。洗濯板で朝からゴシゴシと手を動かしていた時代から見たら、本当に贅沢というか、進化した話ですよね。我が家の洗濯機は寝室の目の前でして、寝るときだったら稼働音が気にならない?と聞かれることもありますが、ドアも閉めていますし適度な機械音が意外と眠気を誘うのであまり…と捉えているのは私がオオザッパーズ(株)代表だからでしょうか。 

残業代も出さずに稼働してもらっている洗濯機ですが、かつて私も「サービス残業」的なことをした経験を思い出しました。20代のはじめレストランでアルバイトをしていた時、閉店作業を先輩ウェイトレスのレディとキッチン担当さんで進めておりました。閉店時間まで複数お客さんがいらしたこともあり、「今日は忙しかったね~」などと言いながらもセッセと掃除や明日の支度をしていたら…突然キッチンからガシャーンという音が。コーヒーが入っていたデカンタを洗おうとした先輩が、つまずいてデカンタを落とし割ってしまったのです。幸いコーヒーはぬるくなったものが半分以下しか入っておらず、先輩にもケガはなし。靴にコーヒーがかかったくらいでした。しかし床はガラスだらけ。「あー…ゴメン」としょんぼりする先輩をキッチン担当さんと励ましながらガラスを拾い集めコーヒーを拭き取りモップ掛けにゴミ捨てにとビックリするくらいの素早い連携プレーで凌いだのでした。「閉店時間になって、この時間までには作業を終える」という目安時間は多少過ぎてしまいましたが、「やりきった!」と謎の充足感を抱きながら店を出て各自帰宅の準備。帰り際に先輩から「残業させちゃったね、ありがとう、ゴメン」と言われ、そんな!大丈夫ですよ!と答えたら「これ」と先輩がカバンからアメ玉を三つ出したのでした。ああ、これはある意味残業代だとちょっと嬉しくなり、ありがたく受け取り舐めながら帰った…そんな記憶です。