鯉だの愛だの。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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我が母校には、生徒や学内関係者の憩いと親睦を深める場所として利用してもらうために作られた…という池とベンチと植物で囲まれた空間がありました。確かに美しく和やかな場所ではありましたが、当時の校長先生が鯉に夢中で、「でっかい池作っちゃお」的なノリで生まれたんじゃないかと噂はされていましたね。噂は噂ですからそれ以上ツッコめないですが。それだけ池には大きく育った色とりどりの鯉がうじゃうじゃと泳ぎ、ラグジュアリーなムードを醸し出していましたから。鯉が跳ねて池から出てしまわないよう、柔らかいワイヤーを水面に張り巡らせているのも、「校長先生の鯉ラブ度」が分かる感じがしましたね。私たち生徒はこの空間で鯉を愛でつつ仲間とのんびりしたひとときを過ごせているときもありましたから、いい場所だった思い出はあるにはあります。当時は何だかバブリーだったなあ。
鯉の人気は日本だけにとどまらず、欧米でも「日本の鯉は美しい。高価な鯉を飼うのはリッチでステータス」的な考えのお金持ちは一定数いらっしゃるんだとか。しかし飼育や管理が難しい鯉。欧米で日本から輸入してきた鯉を育て続けるのは難儀だ…という問題が。そんな中生まれた手法が「日本にいる鯉のオーナーになる」ことだそうです。日本の養殖場の方々と契約をして、鯉をオンラインで選び購入。日本の池でプロに育ててもらい大きくなる鯉を旅行がてら定期的に見に行ったり、通信で映像を送ってもらったりして「我が鯉は可愛いのぅ」と鯉ラブ感情に浸るのだとか。なかなかマニアックですが、潤沢な資金があるからできる趣味ですね。