姉がいた話。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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人魚にまつわる伝説をいくつか聞いたことがあります。人魚のウロコは魔除けになる、人魚の血は若返りの妙薬、人魚の歌を聴くと船が難破したり事故が起きる、人魚の肉を食べると不老不死になる…等々、どれも人魚の神秘的な印象を強めるエピソードだなぁと思います。中には、人魚の骨を持っているとモテモテになる…なんてのもありましたね。それを聞いた知人が一言、「人魚ってどこまで刺身で食べられるのかな」と呟いたのには驚愕してしまいましたが。「不老不死になりたいの?」と冗談ぽく聞いてみたら、「いや、半人半漁っていうなら境目あるのかなーって」と言うので。拍子抜けしてまいました。不老不死になって何かしたいことでもあるのかと予想していましたから。人魚はいるかいないか、それはいまだに分かりません。昔の人が人魚なんじゃないか?と見間違えるような生き物(ジュゴンやナマティなど)は存在します。いるかいないか…その辺りは謎のままでいいような。
ちなみに物語の「人魚姫」では、省略されがちなこんなエピソードをご存知でしょうか。王子と結ばれなければ水の泡になってしまう人魚姫を何とか助けようと、人魚姫の姉たち(5~6人はいました。人魚姫は末っ子)が魔女に懇願しに行きます。魔女は姉たちの美しい長い髪を切ってよこせば人魚姫を助ける方法を教えてやる、と言い姉たちと取引しているんです。姉さん達が髪を供物にしたから、「王子を刺すナイフ(結局刺せなかったけど)」を得られた…というくだりがあるストーリー展開もあるんですよ。