リュックを背負いワクワクしながらバスに乗り込んでいたような年頃に、「家に着くまでが遠足ですよ。気をつけて帰りなさい！」、とよく先生や保護者に言われていました。今も「最後まで油断しちゃいかんよ、気を抜いたところに危険はありからね」という意味を持つこの文言は遠足や課外授業をより有意義でいい思い出にするために使われているのでしょうか。どんな状況でも、あと少しでゴール、もうちょいしたら達成的なシーンで予期せぬアクシデントに見舞われるのはあるあるですから…。
完成直前のアクシデントといえば、昔観たテレビ番組を思いだします。高校卒業記念にドミノで先生や在校生に感謝を伝えるような内容でした。ドミノには各所で様々な仕掛が組み込まれ、最終的なドミノ全てが倒れたらイラストやメッセージがでてくる…広々とした体育館を使った大規模イベントでした。初体験のドミノ並べに悪戦苦闘しながらも卒業生は二週間くらいかけてドミノを並べ…あと１コーナー作ったら完成、卒業式はもうすぐ、という時でした。うっかりが重なりに重なり、30～40%程のドミノが倒れてしまったのです。回想しただけでも寒気おさまらぬ展開にイチ視聴者として目を背けた記憶が…。