「面白かったり、ユニークだった先生の授業ほど肝心の授業内容を忘れがち」という話を聞いてしまいました。欧米のとある大学では、授業とその内容に関する調査、研究が進められているそうで、実験やアンケートを重ねた結果上記のような結論に至ったといいます。面白さが勝ってしまうと集中できなくなって他のことを連想しやすいのでしょう。だからといって無駄な話のない授業をしても、理解力や集中力が深まる訳でもないようで、教える側としてはさじ加減が非常に難しいらしいのです。
最初この説を聞いたときは驚きました。しかし、確かに…そうだったかも、と思い当たる節はあります。先生の中には学生時代ご本人が経験した恋愛エピソードや、アルバイトの思い出、子供や配偶者の話、いま読んでる本やマンガの「ネタバレにならない程度の内容」などをされて、私たちを感心させたり笑わせたりしてくれた方々もいらっしゃいました。授業よりそっちの話を聞きたいよね～、とクラスメート同士でヒソヒソしていたくらいでしたし。さじ加減…ほんとに大切ですね。