忙しいの。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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例えば、見るからに情報量満載の旅のガイドブックや、多種多様な食材を盛り込んだ料理、付録も内容も連載もしっかりおさまっていそうな子供向けの雑誌などを見ると、決まって「お、忙しそうだ」という感情がわきます。読むことが、食べることが、あちこち行ったり体験したりやわ計画することが「忙しい」と思うのかもしれません。主語は対象によって違うのですが、忙しいという言葉が自分のなかではしっくり来るのでしょう。ティーン女子向けらしき雑誌に「7大付録」と書かれていた部分が目に入った際は「大忙しだ」と感じてしまいましたもの。


少し前に、コンビにでもスーパーでも買えるような、カジュアルで、しかしながら複雑な…いわゆる創作和菓子を見かけました。カテゴリーは饅頭らしいのですが、生地にはカボチャが練り込まれ、餡には木の実が入っていて、おまけにど真ん中には栗が…という贅沢なものでした。やはり「こりゃ忙しそうだ」とパッケージに描かれた断面図を見ながら呟いたのを覚えています。シンプルではないものをざっくり総合して「忙しい」と表現する癖、いつからなのかは自分でも分かりません。