ある高尚な聖職者の方から聞いた話です。「虫が出たとして、わぁ虫だー!と悲鳴を上げたり退治しようと大騒ぎになる時、あると思います。虫から見たら自分よりずっと大きな物体が悲鳴をあげて騒いでこっちに向かってきたり毒をまいたりする訳ですから、そっちの方が何倍も恐いはずです」…確かに、黒くて移動速度の速いあの虫だって、逃げ場を失った場合はパニック状態となり、悲鳴を上げたり追い詰めた方にわざわざ飛んでいく傾向があるとのこと。自分に自分で殺虫剤をかける覚悟がいりますね。隙間や狭くて見えない場所に避難されてもそれはそれで困りますが。私たち人間の方が生き物として後輩ですが、やはりあの黒い虫にゾワッとするのは仕方ないことなのでしょうか。共存の道は見いだせるのか…永遠の課題になりそうです。
鳥や猫、犬などには、育った環境次第で人間を親のように慕う仕草を見せますね。よく考えたら、自分と姿形大きさの違う生き物に甘えたり抱っこされたりするのって、かなり勇気がいるような。やはり生まれた時からの刷り込みって偉大…。