からくり時計の神秘的な演出が好きなのは、叔母クーミンの影響かもしれません。クーミンと叔父さんの家にはカッコウ時計があり、時間がくるとカッコウ、カッコウと可愛い鳥が出てきました。赤い屋根から小さな鳥が出てくるのが不思議で、いつも見ていたものです。よくカッコウ時計か鳩時計かで困惑しますが、ドイツ生まれの元祖鳥の時計はカッコウだそうです。日本では「カッコウ=閑古鳥=お客が来ない」というイメージを避けるため鳩にした…という説があるようです。
先日、たまたま近所の時計屋さんの前を通りかかりました。時計はずいぶん前からインターネットの通信販売や家電量販店で購入するため、時計屋さんに入る機会はあまりなかったような気がします。しかし、時計屋さんにある様々な時計をショーウィンドウごしに眺めていると、思わず見とれてしまうような美しい壁掛けの時計があり、しばらく足を止めじーっと見つめてしまいました。構造的に時間がくると音楽にお人形や光などの演出があるタイプのものと見受けました。保育園にいたときにホールにこういう時計があり、毎時間(三時間おきだったような)楽しみだったっけ。