しかし、スタンプを買って使っていると、スタンプのムードまかせになってしまいがち。文字をちゃんと打たないと伝わらないと思っていたのに、スタンプが作り出す空気感があまりにも有能で頼ってしまうのです。少し待って欲しいときに「お願い！」というモチーフのお辞儀しているスタンプや焦って駆け出しているスタンプを使うと相手も「分かった分かった」と仕方ないなぁという具合になりやすいですから…。使いすぎも脳内にスタンプ依存の隙間を作ってしまいそうで気を付けねば、です。
無料通話アプリに使えるスタンプを集めるのが密かな趣味になってきたような気がします。最近は可愛い系、便利系、シュール系など種類もどんどん豊富になり、「これいいな」と感じる逸品にたどり着くのも難儀になったように思います。迷いに迷ったあげく、結局「今日は買うの止めておこう」という直感染みた決断をするときもありますし。しかしそれもまた趣味っぽくていいかなと。探して出会ったら買わなきゃという焦燥感が出てしまうと、趣味のムードはなくなっちゃいますからね。ゆっくり自分のペースで購入したり見送ったりする時間はなかなか贅沢な趣味の時間です。