感じ方、あれこれ。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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薬が傷口にしみている(切り傷に液体絆創膏を塗るときにありがちな思考回路なのですが)と「効いてる。このしみ具合はバイ菌やっつけてる代償り」感を抱きますし、苦い薬を飲んだら「苦い…でもこの苦さが体の悪いものを除去してくれるんだ」と妙な期待をしてしまいますし、酸っぱい食べ物を口にすると「くー、これが疲労回復につながるのよねぇ」と勝手な妄想が始まります。逆に甘すぎるもの、しょっぱすぎるものは「…あれ?こうゆうの体に悪いかも…」と不安にかられるのです。この総合的な感情の名前は一体何というのか、いまだに謎です。

そして渋いもの、辛いものについては自分の都合にあわせて「体に良さそう/悪そう」を決めているのも勝手なものだと感じます。果実の渋い皮をかじったり、漢方薬で渋さを感じたら効能だと受け入れて、本来甘いものが渋味を帯びていたら「まだ熟してないのかも」と敬遠します。暑い時期に香辛料の効いた料理を食べたら汗腺が刺激されて新陳代謝が活発になるねと言っていても、あまりにも辛いと「お腹痛くなりそう」と控えたり…味覚の個人差や判断の気まぐれさを振り返っては、ちょっと苦笑してしまうのでした。