雑誌の懸賞やイベントの抽選など、応募してもなぁ…あたらないしなぁ…と諦めがちではありましたが、応募する時のドキドキ感をふと思い出すような出来事でした。昔々、まだ10歳にも満たない頃、猫の専門雑誌のプレゼント企画で可愛いオリジナルパジャマが抽選であたるというものがあり、ハガキを母から数枚もらって応募したっけなぁ…。抽選で3名様という狭き門でしたが、非売品な上に猫の模様がキュートで「ほしい！」と燃えたのを覚えています。しかしながらパジャマは立派な大人サイズでしたから、万が一あたっていたらどうしていたのやら。
銭湯へ行く途中、ポストの前を通りかかった時のことです。自転車に乗った親子がポストにハガキらしきものを投函する姿を見かけました。恐らく私より若いお父さんと、4つか5つくらいの小さな女の子…。お父さんの運転する自転車の後ろにちょこんと座り、ポストをじっと見ているのでした。投函の際にお父さんと一緒に「あたりますように」とお願いしていたので、何かの懸賞か抽選に応募したのかもしれません。投函後自転車はすーっと去っていきました、2人の「あたりますように」が何だか愛らしくて、私も「あたりますように」とお願いしたくなりました。