見つからないモノよりも。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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知人の探し物の話です。「頂き物の紅茶、美味しくてもう一度、自分でも買いたいなと思っていたけど、何かの拍子で箱を捨ててしまったらしく、思い出せない…」とのこと。海外のものだったようで、ヒントとなる銘柄やデザインもピンとこないらしいのです。この手の「資料を廃棄してしまい思い出せないシリーズ」はこれまでの人生でどれくらいあるのだろう…、そして、いままでいくつの記憶を葬ってきたのだろうと、思わず私も考えてしまうほどの「生活あるある」でした。

知人を助けたいとは思いましたが、こうなってしまっては、どうにもしてあげられないのが歯痒いところです。答え合わせをしたくても、正解を知る方がうろ覚えな場合は、止めどない答えなき問答が始まってしまいます。「やはり、日々記録だねぇ」とお互いに思い直した瞬間でした。しかし、探している最中に新たなモノに出会い、それがうろ覚えのそれよりも良きものだったりすると嬉しくなり、記憶は上書きされるのでした。